理想のペンケース

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ボンクは机の上の10本の万年筆をぼーっと見ていることがたまにあります。
ぼーっと見ていると一本一本手に入れた当時の時代背景が蘇ってきます。
どんな時代だったか、そのときどこで何をしていたか、当時周りにいた仲間や恋人の顔など・・・10本の万年筆が10枚の写真を見ているような感覚になるのです。

トロンコとボンクそれぞれの机の上には10本の万年筆を収納することができるコンプロットという名前の木製のペンケースが置いてあります。 二人の机を作ってくれた木工家のコダワリが詰まったペンケースです。

それぞれのペンケースに入っている万年筆は決してマニアが喜ぶような希少価値のある万年筆ではありませんが、二人にとっては一本一本に思い入れがあり、どれもよく使い込まれています。
そんな10本の中からその日使いたい万年筆を選ぶことが二人の毎朝の日課になっています。

外出先でも頻繁に万年筆を使うトロンコとボンクにとって、万年筆を何本か収納できて、鞄に入れて持ち歩けるペンケースはとても重要なアイテムです。
荷物を極力少なく、軽くしたいボンクは普段ソフトなレザーが使われている3本差しのペンケースを使っています。
ボンクのペンケースには中字、太字の2本の万年筆と、ボンクがいつもつけている香水を入れたアトマイザーが入ってます。
ジャケットの内ポケットにも入る薄型ですが、ペンをしっかりと保護してくれて、ペンが落ちないようフラップもついています。ペンの出し入れもしやすく、デザインもシンプルなのでどんな場所へでも持って行けます。 これ以上改良する点がないくらい完成度が高くボンクはとても気に入っています。

トロンコもボンクも今までいろいろなペンケースを見て使ってきました。
デザインが優れているモノ、実用性が高いモノ、凝ったつくりのモノ、素材や細部のクオリティにこだわったモノなど、安価なものから高価なものまで市販されているペンケースはどれもよく出来ています。
しかしボンクはいつも物足りなく感じていました。

インク作りで知り合ったフィレンツェに工房を持つ革職人夫婦に作ってもらうために、トロンコとボンクは自分達の理想のペンケースについてそれぞれの思いや考えを話し合いました。ボンクが物足りなく感じていた色についても。

意見がまとまり、これから二人はフィレンツェへ向かいます。


トロンコとボンクが考えたペンケースは革職人のご夫婦が得意とする絞り技法を使ったペンケースです。

ペンケース自体はとてもシンプルですがちょっと面白いアイデアがいくつか組み込まれています。

4月の製品化を目指していますのでお楽しみに。

 

ペンケース.jpg

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このブログ記事について

このページは、旅の扉 writing lab blog 管理人が2012年3月20日 14:54に書いたブログ記事です。

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