雰囲気を作りたい

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人と人の間を結んだり、情熱を伝えたりすることが上手な、コミュニケーション能力に長けているボンクのことを尊敬していました。

ボンクが興味を持っていつも見ている、表に出る人をサポートしている人たちの仕事とは、そういった能力がとても大切なのだと思います。

 

トロンコは今ないものを作り出すようになりたいし、いつもそうありたいと思っていました。

ないものを作り出すということは、それが正解か間違いか○と×で判断されないからです。

 

正解を出すことがトロンコは苦手でしたし、そもそも興味がありませんでした。

自分の心や頭の中に浮かんだ自分にしか作り出せないもの、正解か間違いかを人に判断されないものを作る、あるいはそういう仕事をしたいといつも思っていましたが、それはトロンコの変な偏った性質によるものなのかもしれません。

 

トロンコは子供の頃から人から聞いた話を違う人に伝えたり、自分が読んだ本や観た映画の内容などを人に伝えることがものすごく苦手でした。

人から話を聞いていても、途中でその人が何を言っている分からなくなるし、理解していると思っていた話でも人に話しているうちに分からなくなってしまう。

トロンコが読んだ本の内容を話しても、それが本当にその本の内容に沿ったものかどうかはあまり信じない方がいいかもしれません。

(それは読んだ本の内容を、その本の言葉を目にしてトロンコの頭の中でトロンコ流に解釈した別のものになっていることがよくありますので)

 

トロンコはそれほど、何かを正しく伝えるということが苦手でした。

当然、学校の勉強はとても苦手で、嫌いでしたので成績も悪かった。

トロンコに、勉強して偉い人になって欲しいと思っていたお母さんはそんなトロンコにがっかりしたけれど、人と違っていても不安に思わないトロンコの性格には早くから気付いていて、頼もしくも思っていました。

子供残して早くに亡くなりましたが、トロンコのことはあまり心配に思っていなかったようです。

 

勉強が嫌いで、お母さんをがっかりさせてしまったトロンコでしたが、本を読みなさいと言った忠告だけは喜んで守っていました。

 

トロンコが活字を読むことはほとんど中毒だと言えるくらいです。

トロンコの読書は変わっていて、たくさんの本を読むのではなく、気に入った本の同じ文章を何度も読んで、その文章の雰囲気とか、自分の心に及ぼす作用を楽しむのです。その文章の世界に入って遊ぶのが好きでした。

それは知識を増やしたり、考え方の幅を広げるような読書と違っていたかもしれません。

紀行作家であるトロンコも、自分の文章に独特の雰囲気があって欲しいと思いましたし、好きで何度も読んでもらえるものを書きたいといつも思っていました。

 

強烈なメッセージや誰もが知らない知識が得られるものではないけれど、心のどこかに作用して、何らかの気持が得られるものをトロンコは目指しているのです。

 

 

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このページは、旅の扉 writing lab blog 管理人が2012年4月17日 12:06に書いたブログ記事です。

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