トロンコともの作りを始めてからボンクは日本へ行く機会が多くなりました。
始めはもの作りのためだけでしたが、空き時間を利用しいろいろなところへ行き、いろいろな人達と出会ううちにもっと日本を知りたいと思うようになってきました。
最近ボンクは「男はつらいよ」という日本の映画をよく観ています。
テキ屋稼業を生業とする「フーテンの寅」こと車寅次郎が、何かの拍子に故郷の葛飾柴又に戻ってきては何かと大騒動を起こす人情喜劇シリーズで、毎回旅先で出会った「マドンナ」に惚れつつも、失恋するか身を引くかして成就しない寅次郎の恋愛模様を、日本各地の美しい風景を背景に描いている映画です。
観始めた頃、ボンクは寅次郎のことを「自分勝手でなんてセンスのない恰好をした男なんだろうか」と思って観ていましたが、回を重ねるごとに純粋で人情味あふれる寅次郎とこの映画の世界観に惹きつけられていました。
寅次郎はボンクににとって理想の旅人です。寅次郎のような旅は現実的にはなかなかできませんがいつかこんな旅ができればとボンクは思っています。
なかなかニューヨークを離れられなかったボンクでしたが少し落ち着いたので日本のどこかの街を拠点にして日本をゆっくりと見て回ろうと計画をしています。
トロンコにはまだ話してませんがトロンコを誘ってみようと思っています。
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