バーにて〜靴談義

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ある日尾道のいつものバーで、マスターとボンクそして靴が好きな数人のお客さんとで靴談義が始まりました。特にオールデンの話はとても盛り上がりました。
コードヴァンのチャッカーブーツとジョージブーツを日によって履き分けているいるマスター、ラルフローレンのスーツにコードヴァンのサドルシューズを合わせている仕事帰りのお客さん、タンカーブーツを革違いや色違いでコレクションしているお客さんなど。

1884年にマサチューセッツ州のミドルボロウにALDEN氏によって設立されたのがオールデンです。
足に優しい靴という考えのもとで作られており、革靴であっても履きやすさは抜群です。
靴の形だけではなく、素材にもこだわりが現れています。中でも農耕馬の尻の革を使ったコードヴァンは、オールデンの代表作でオールデンといえばコードヴァンというイメージがあるほどです。
ボンクが靴に興味を持ったのが15年ほど前、当時勤めていた会社の上司のすすめで買ったコードヴァンのVチップからでした。
上司「この靴はとにかく良いぞ」
ボンク「・・・」
ボンクにはその言葉の意味もその靴の良さも全くわかりませんでした。
それからボンクは上司の影響もあり、いろいろな靴を履きました。
OFFの日にカジュアルな服装に合わすオールデンはじめアメリカのメーカーの靴、仕事の時やOFFの時でもきれいめな服装に合わせるヨーロッパのメーカーの靴。
 
その後ボンクは会社を辞め独立しました。
独立してからはスーツを着る機会も年に数回になり、それに合わせて履く靴も限定されてきました。
古着のデニムなどカジュアルな服装からきれいめな服装まで幅広いスタイルに合う靴、歩き回っても楽な靴、取扱い(傷など)に神経質にならなくてよい靴、そして履くことが楽しくなる靴。
 
歩き回っても楽な靴・・・
一見するとコードヴァンはとても硬そうに見えますが、実際に履いてみると硬さはそれほど感じられません。そして徐々に足に馴染んできます。(ボンクの足にこの靴のラストが合っているというのもありますが)
   
取扱い(傷など)に神経質にならなくてよい靴・・・
コードヴァンには欠点と言われることがいくつかあります。まず水に弱いということ。
基本的に革素材は水に弱く、雨に濡れるとシミができてしまうことがあります。
特にコードヴァンは雨に濡れてしまうと、その部分が火ふくれしたようになってしまいます。雨の日にはコードヴァンは履かないという人も多いようです。
 
そして、色落ちがしやすいというのもコードヴァンの特徴です。元々染色しにくい素材であるコードヴァンは一足の靴でもムラがあったり、色合いが違ったりします。
綺麗に均一に染まると言うことが少なく、他の革が一度染まった色がすぐ落ちないのに比べて色落ちがしやすいです。
またコードヴァンは繊細な素材であるため仕方がないのですが他の革に比べると傷がつきやすいという欠点もあります。
欠点だけ聞けば履くことをためらってしまう靴ですが、アフターケアさえきちんとしておけばシミもおさえられますし、良く言えば、傷も色落ちも履き皺も、履けば履くほど自分だけの一足になります。
 
ボンクは雨の日でも砂利道でも気にせずガンガン履き、手入れをしながら他の革では表現できないコードヴァンだからこそできる、濡れたような艶と傷や履き皺とが醸し出す独特な雰囲気を楽しんでいます。
 
たくさんの靴を、いろいろな場所(ホテルなど室内のカーペットからアスファルト、砂利道)で、いろいろなスタイル(カジュアルな服装からフォーマルな服装)で、いろいろな状況(全天候)で履いて、上司の言葉「この靴はとにかく良いぞ」の意味がわかったような気がしています。
 
 
 
バーにて~靴談義.jpg

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このページは、旅の扉 writing lab blog 管理人が2012年10月30日 10:39に書いたブログ記事です。

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