ものづくりの理想

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ボンクと一緒に尾道のバーに居合わせたお客様が見せてくれた大ブランドのオーダー品の品々から、老舗ブランドの顧客第一主義という誇りのある考え方が伝わってきました。
顧客が求めるものに最高のセンスと技術を持ってとことん応えたいという、純粋な物作りの情熱がそれらの品々には宿っているようでした。
顧客第一主義は物を作って売っている会社なら当たり前にしているはずでした。
しかし、最近の世のブランドや物作りの会社の多くの在り方にトロンコは疑問に思っていました。
顧客に情熱が伝わる良いものを届けたいという考えよりも、いくらの利益を出すかということに重きを置いた物作りがされていないだろうか。
利益を出さないと会社は続いていくことができませんが、その利益がその会社が作るものを買ってくれる人の幸せとそれを提供することを幸せとする作り手以外の人、株主のためのものであれば、最高のものを作るという目的と反対方向に努力が向いてしまうこともあるのではないかと思うのです。
これは多くの物作りの会社が直面していて、抱えているジレンマなのだと思いました。
でもこれを続けていると、皆がブランド化した物作り企業のものを買わなくなってしまうのではないだろうか。
でも多くの会社は以前の物作りに戻ることができないところまできている。
トロンコは、自分たちはこうならないようにしようと思いました。
自分たちが欲しいものを作っているWRITING LAB.は、顧客第一主義とは違うかもしれませんが、自分たちが作るもので多くの人たちが幸せになってくれたらといつも思っています。
幸せになって欲しいのは、トロンコとボンクの二人と一緒に仕事をしてくれている職人さんたちもです。
こんなことは恥ずかしくて本人たちに絶対に言えないけれど、例えば一人で家にいる時にトロンコは皆のホームページやブログをまわって見ます。
今彼らが何を考えて、何をしているのかを見ていると、愛おしさがこみ上げてくるのです。
二人に関わってくれる人全てに幸せになってもらいたい。
彼らはトロンコとボンクにとってスーパースターですが、世界的に見るとまだ名前が知られていない存在です。
そんな彼らと自分たちが良いものを世の中に送り出して、有名な物作り企業とは違うロマンのあるものを作りたい。
そして、それに結果がついてきて一緒に幸せになりたいと思うのです。

尾道から東に向かう汽車の中でトロンコはボンクから、実はこういうものを作ってみたのだと、新しい革製品と新しく知り合った一匹狼の革職人さんについて教えてもらいました。
また一人、一緒に幸せになりたいと思う仲間が増えそうでした。

 

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このページは、旅の扉 writing lab blog 管理人が2012年11月20日 14:33に書いたブログ記事です。

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