情熱

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トロンコとボンクのもの作りにおいて、絶対に欠かすことができない人たちがいます。

それはトロンコとボンクが使いたいものや、作りたいものを仕上げてくれる腕の良い職人さんたちです。

いくら二人がアイデアを出し合っても職人さんたちがいなければ、もの作りは前に進みません。

また、腕の良い職人さんたちと知り合っても、二人の思いが伝わらなければ、これもまたもの作りが前に進みません。

思いを伝えることは簡単なことではなく、何か月、時には何年もかかることがあります。実際ボンクは、インディアンの有名作家に4年がかりで思いを伝えアクセサリーを作ってもらったことがありました。

 

トロンコに見せた新しい革製品を作ってくれた革職人さんもそうでした。

彼は鞄作りを専門にしています。腕はとても良いのですが、普段は工房に来るお客さんに対しても口数は少なく決して愛想が良いとは言えない職人です。

 

しばらくの間はお互いの様子を見ながらでした。初めはコミュニケーションをとり少しでも距離を縮めることを目的にボンクは彼の工房に足を運んでいましたが、次第にボンクの目的が彼が作った鞄や小物、そして作業風景を見に行くことに変わっていました。

ただ鞄や小物を見ているだけで楽しく、特に会話は無くてもよいのです。

 

彼はお客さんにゆっくり時間をかけて見てもらえるように、わざと口数を少なくしこの雰囲気を作っているのかもしれません。

時間が合えばたまに食事をしたり、時には朝までお酒を飲みながらボンクは、彼なりのこだわりや彼がこれから作っていきたいものを聞き、またボンクたちが作って欲しいものなどいろいろな話をしました。

 

彼と出会ってから約1年半、口数が少なく、トロンコとボンクのアイデアになかなか首を縦には振ってくれませんが、少しずつ二人の情熱が伝わってきているような気がしています。

職人さんだけでなく、上司や部下、友人や家族、恋人、好きな人など言葉だけでは伝わらないことが多々あります。言葉だけで思いを伝えられる方が少ないかもしれません。

ボンクはすぐに思いを伝えようとはしません。時間をかけ相手のことを知り、自分のことを知ってもらう。必ず情熱は伝わると思っています。

 

 

 

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このページは、旅の扉 writing lab blog 管理人が2012年11月27日 11:10に書いたブログ記事です。

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