トロンコのお話(2013)の最近のブログ記事

家族旅行の思い出

| コメント(0) | トラックバック(0)

私の家はわりと頻繁に家族旅行に行っていたように思います.

白浜,金沢,広島,九州,名古屋,伊勢,那智の滝,長野などなど...子供の頃はとにかくいろんな場所に家族旅行に行った思い出があります.

その中でも一番楽しかったような気がするのが,九州一周旅行です.九州へは自家用車を積んでフェリーで行きました.奈良から大阪に出て博多へ.その時私は小学6年くらいだったような(旅行のために学校を1週間休みました...これだけは覚えている.),うーんほかはあまりよく覚えていない.初めてのフェリーでの宿泊にドキドキ.船の中に旅館みたいな部屋があってそこで一泊しました.

吉田船.png

 博多,由布院,阿蘇山,桜島,長崎,博多の順番に回ったと記憶しています.

しかしながら,ほとんど何も記憶に残っていません.

覚えていることを羅列すると....
阿蘇山で初めて茶色の牛を見て「牛乳石鹸の柄の牛じゃない!」と驚き,桜島は噴火していたので近寄ることができず残念に思い.オランダ村ではよくわからないガラズ細工のお土産を買いました.また,博多の印象は都会だな~というくらい.

吉田山.png
 
いろんなところに旅行に連れってもらったけれど,あまり覚えていないのが残念というか,親に申し訳ないというか.

正直いって,旅行を含めて他のことに関しても,私は子供時代の記憶があまりありません.ただなんとなく生きていただけでした.何故か受験もしないのに学習塾に週3で通ったり,習い事もそれなりにしましたが,自分の意志がないので身につかずじまいでした.ただ記憶にあるのは,幼なじみと毎日ふざけていたことくらい.いつも登下校中にかくれんぼをしていたので,なかなか目的地(家や学校)に着かず,先生や親に捜索されたりしました.こんなアホな児童だったので,いまになって親から聞いた話によると,中学受験組の親からは近づくとアホが伝染りそう~と嫌われていたらしい(笑).

記憶にあるのは高校生くらいからだろうか.その頃になると,意志がはっきりして,目的にもとづいて行動するようになったような.(でも毎日ゲームをして遊んでいたけれど.)高校の頃から今の職に就きたいと思っていて,学部選びも偏差値ではなく,自分の興味の分野に即しているかどうかについて慎重に判断して決めました.そのおかげで学部時代はとても楽しかったし,有意義なものでした.

旅行の思い出からかなり逸れましたね.親としては多くの体験をさせようと様々な場所に連れて行ったのでしょう...しかし,効果は無かったようです.残念.

今回は何を言いたいかわからない記事ですがこの辺で,終了.

では,また.

仲間が増える

| コメント(0) | トラックバック(0)

WRITING LAB.の店は理解者とも言えるお客様のおかげで、どうしようもないと困ることなく続いています。

考えてみると、この町を活気付ける役に自分たちも立ちたいと思って始めた店でしたが、結局のところこの町や周辺の都会に住む人たちに助けられていて、自分たちが何かの役に立てると思ったことが恥ずかしく思えました。

店を始めて二人は人の有難みがよく分かりました。

店は二人だけでも動いていましたが、時々理想ばかり言い合っているだけで、物事は実現しないことがよくありました。

 

トロンコもボンクも夢を語る理想家で、とても似ていました。

トロンコは自分たちと正反対の考え方でもいい、テキパキと仕事をこなす、実務的な人が仲間にいて欲しいと思いましたし、ボンクも仲間は一人でも多い方がいいと賛成していました。

 

トレノは、都会の書店でバリバリと仕事をしていて、出版社からも、同業者からも一目置かれる存在でしたが、生まれ故郷であるこの町に一人で住むおばあさんと暮らすために戻って来ていました。

 

おばあさんはまだまだ元気だったけれど、田舎で一人で住まわせておくのがかわいそうに思ったのでした。

そろそろ違う人生を歩みたいと思っていたこともあって、都会を離れて、この小さな田舎町で暮らすために仕事を探して町を歩いていました。

すると表通りから1本入ったところに新しくできたお店を見つけました。

WRITING LAB.」という名前も気になったし、何となく良いものを置いていそうな店だと思いました。

トレノはドアを開けて中に入りました。

店に入ってきたトレノにボンクが気付き、すぐにトロンコに声を掛けました。

トロンコとボンクはトレノが書店を取り仕切っていた時に、関わった本のことでとてもお世話になっていて、よく知った間柄でした。

3人は再会を喜び合いました。

 

トロンコとボンクは今までの仕事を続けながら店をしようと思った経緯を、トレノは都会の仕事を辞めてこの町に来ることを話しました。

トロンコとボンク、二人の気持ちと考えていることは同じでしたが、トロンコがトレノに一緒に働いて欲しいとお願いしました。

二人ともトレノの書店での仕事振りを尊敬していたし、二人にないものをトレノが持っていることも分っていました。

仕事を探していたトレノは二つ返事で申し出を承諾したので、WRITING LAB.の店は3人になりました。

トレノは二人のことをよく分かっていて、自分がどんな役回りをしたらいいか理解していました。

器用でどんな仕事もソツなくこなすトレノのようなところは二人にないところなので、二人は本当に助かったし、トレノに注意されるようなこともよくありました。

 

WRITING LAB.の店が3人になって間もなく、よく来てくれる物静かな紳士と話していて、そのポルトがボンクと同じカレッジ卒業だということが分りました。

ポルトは都会のとても大きな会社のエリートでしたが、今はこの町の近くの田舎町で絵描きとして暮らしていました。

ボンクとカレッジが同じということもあって、ポルトと3人は今まで以上に親しくなり、店が終った後で一緒にご飯を食べに行くようになりました。

ボンクが無理強いしたのだけど、何となく毎週土曜日の夜にしている会議にも同席してくれるようになりました。

ポルトは3人よりも少し年上だったので、考えることや態度などにどこか余裕があって、全体がいつも見えていましたし、ボンクが失礼なことを言っても笑って応じてくれましたので、会議の雰囲気はポルトの存在によって、とても和やかなものになりました。

議論が行き詰った時に、あまり口数が多くないポルトが打開策を提案するのが常で、WRITING LAB.にポルトの存在はすぐになくてはならないものになっていました。

いつも夢を語って言いたいことを言うトロンコとボンク、そんな二人を現実に戻すトレノ、3人を大きな心で見ているポルト。

4人の役割は決まって、この町の、WRITING LAB.の今年は終っていきました。

 

来年はどんなふうに活動していくのか4人も楽しみにしています。

 良いお年を。

 

 

仲間が増える.jpg

店のオープン

| コメント(0) | トラックバック(0)

内装の件は、ボンクがトロンコに譲ることになりました。

大きな本棚を背面に、大きなウォールナットの机置いて、二人がそこでそれぞれの仕事をしている。

お客様はそこに遊びに来るような感覚。

トロンコとボンクが今何に興味を持っていて、何をしているかを知ってもらうこともできるし、気に入った商品を見つけて買って帰ることもできる。

その店は二人の遊び部屋であり、書斎であり、お客様をお迎えする応接間になったりします。

シンプルで飾り気のないシェーカー家具は年月を経るごとに、磨くごとに光沢を増すと思います。近くの大工さんが大急ぎで仕上げてくれたオーク材の床も皆の革靴に磨かれて変化してくれるだろう。

そんなイメージをしながら二人は大量に入荷した商品を家具に並べていきました。

 

前日から開店当日は結局徹夜になってしまったけれど、店が出来上がった喜びはとても大きく、表に出て嬉しそうに二人で眺めていました。

本当に店を開けたらお客様が来てくれるのかドキドキしていましたが、二人はなぜか上手くいくことしか考えていませんでした。

すぐに開店時間になって、お客様が次々とやって来られましたし、開店を祝う花束もたくさん届きました。

ほとんどの人がトロンコかボンクの顔見知りでしたが、それでもよかった。

お客様が来てくれていることがとても嬉しく、二人は次々と来られるお客様の応対に追われました。

忙しい一日はあっと言う間に感じられるほど早く終わり、二人はヘトヘトに疲れて、早く休みたいと思いました。

二人はこれからもこんな日がずっと続くのかもしれないと思うとげんなりしましたが、忙しい日も3日程で終わりました。

来られるお客様が減って、誰も来店されない日も珍しくなくなりました。

もしかしたらこのまま誰も来ないのではないかと、そして何も売れないのではないかと心細く思う反面、いつかきっとお客様がまた大勢来てくれるという希望はなぜか二人とも持っていました。

前の日に誰も来なくても、その日に誰も来ない予感がしても二人は掃除だけはしておこうと思いました。

せっかく来られたお客様に不愉快な想いをさせたくないし、ここは二人の部屋なのだからきれいにしておきたい。

掃除が終わると、二人は満足げに外からお店を見てから、中に入ってそれぞれの仕事に向かうことが習慣になっていました。

絶対にお店は上手くいくと思ったけれど、一人きりでなくて本当によかったとトロンコは思いました。

ボンクが一緒にいて、励ましてくれるから何も恐れずに店をすることができているけれど、もし一人だったら下手を打ってしまうかもしれなかった。

お客様を呼びたい一心で開店の時とても素晴らしかったお店がコンセプトを崩していろんな物を置きだして、どんどん崩れていくのをトロンコもボンクもたくさん見てきましたので、それだけはしてはいけないと思っていました。

 

お店が動き出したのは、開店して2か月ほど経ってからでした。

たまたまお店の前を通りかかったご婦人が入ってきて、とても良い店だと褒めてくれました。

ご婦人はボンクの勧めるファーバーカステルのパーフェクトペンシルを旦那さんのお土産に、アウロラオプティマの万年筆をご自分用に買って帰りました。

ご婦人は次の日も来てくれました。

今度はご主人と一緒で、ご主人は前に日に奥様が買われた万年筆がとても書きやすかったので、自分のものも欲しくなったのです。

トロンコはご主人にアウロラ88クラシックを勧めました。

金のキャップでいかにも男性的な万年筆をこのご主人なら気に入るだろうと思ったからでした。

座ってゆっくり試書きしてもらって、ご主人が嬉しそうに88を買いたいと言ってくれた時、トロンコもとても嬉しかった。

お客様が良い買い物ができたと思った時、お店の人はもっと嬉しいということをトロンコは初めて知りました。

その後もご婦人はお友達を連れてきてくれたり、お店をお知り合いに教えてくれたりして、二人のお店の宣伝をしてくれました。

 

トロンコとボンクのお店「WRITING LAB.」はこういう風にお客様方に助けられていくのだと二人は思い、開店の日に早く休みたいと思ったことを反省しました。

 

トロンコ11月.jpeg

店を作る

| コメント(0) | トラックバック(0)

トロンコとボンクは店作りの具体的な話をしました。

トロンコは書くことを仕事にしてきたので、その経験を生かして、そしてずっと好きで使ってきた万年筆やステーショナリーを扱いたいと思っていましたし、ボンクも万年筆をずっと使っていて、万年筆と自分が好きな靴や服、鞄などを絡めた店をしたいと思っていました。

二人とも書くことが好きで、書くことを楽しむライフスタイルを提案することができる店を作りたいという夢に投資家の人たちも賛同してくれたのでした。

 

何回も考えて、何十個も候補を挙げて決めた店の名前「WRITING LAB.」は、二人のイメージをよく言い当てた名前で、その響きも自分たちの感性に合っていると二人は満足しています。

二人のイメージする楽しい生活において、書くということは重要で、楽しさの中心に書くことがある。でもそれだけにはしたくない。

ひとつに偏らず、いろんな楽しみ、暮らしを楽しめるような提案をしたいと思いました。

 

お店を開くにあたって、店舗内装、商品手配、什器の準備、レイアウト、告知などやらなければいけないことがたくさんあり、考えると気が遠くなります。

でも商品は思った以上にスムーズに集まりました。

トロンコは万年筆やステーショナリーを、ボンクは鞄や靴、服などをそれぞれ好きなものを製造元に問い合わせて卸してもらいました。

もちろんそれらは一流の品でしたが、それらの商品は誰もが知っている、どこでも買うことができるものでした。

 

二人が本当に探していたのは、二人の感性に合ったこの店でしか手に入らないものでしたが、さすがにそんな商品はあるはずもなく、それはこれから探していくということで課題として残しました。

二人が苦労したのは、商品を陳列する什器などの備品でした。

それらは店の雰囲気を作るとても大切なものですが、なかなかこれだと思えるイメージが固まりません。

二人が目指したのは、その空間に自分たちやお客様が入ることで完成する舞台のような店でした。

しかし、どういう風にそれを実現するか、実は二人の意見は分かれていました。

 

トロンコは自分たちが普段居る書斎のような空間を作って、そこに友達を迎え入れるような感じでお客様に来てもらいたいと思いました。

家具は塗装のしていないような、使い込んで角が丸くなったバーチのようなありふれた木の無垢材を使ったもの。

パリッとしたものに気恥ずかしさを覚えるトロンコはお店の内装も自然で、肩の力の抜けたようなものにしたいと思っていました。

 

一方ボンクは応接間のような空間を作りたいと思いました。

磨き抜かれた美しい木目のマホガニーのイギリスアンティークの家具やソファ。

お客様はそこで寛ぐことができる。

トロンコもさすが良いものを知っているボンクらしいアイデアだと思いましたし、ボンクならそんな空間にジーンズでいてもとてもサマになるだろうと思いました。

自分の仕事場に友人を招くような店か、贅沢な空間でお客様に特別な気分を味わってもらうか。

まだ何も入っていない店の中で、二人の議論はいつまでも平行線のままでした。

 

トロンコ10月.jpeg

共感者を探す

| コメント(0) | トラックバック(0)

店を始めて町の人と一緒に町を盛り立てていきたいと思ったトロンコとボンクは、店を始める準備に取り掛かりました。

それまで自分の好きなものなどについて話していましたので、お互いが好きなものをよく理解していました。

自分たちが好きなものを扱う店にしたい、自信を持ってお客様に商品をお勧めして、共感してもらえることを喜びとするような店にしたいと二人は思っていましたので、その夢の形を他の人が見ても分かるような企画書を書きました。

書類に書いてもそれはただの絵に描いたものにすぎませんが、これがなければ何も始まらない。

この企画書を見せて、自分たちの店に投資してくれる人を探すのです。

夢がいっぱい詰まっていて、でも現実的な、これを見た人も一緒に夢がみられるような書類を作りたいと、二人は真剣に企画書作りをしました。

企画書を作っているうちに、何か神様が啓示をくれるような気分になってきました。

店を始めることに二人とも言葉にはしなかったけれど、不安な気持ちがありましたが、何でもできるような、最良の選択ができるような気分になってきたのです。

 

企画書ができたら、店の場所を探しました。

店の場所が決まらないと、どんな店になるのか説明することもできず、投資家を探すこともままなりません。

町のどの場所に自分たちの店を作るのか、歩いて探します。

以前お店がされていた空き店舗をいくつか周りました。

明らかに良い場所、メインストリートに面した場所、駅前などは小さな町でも家賃が高い。全てはバランスで、良い場所で店をするにはたくさんの売り上げが必要になる。

でも家賃の安い場所なら、最低限確保しないといけない売り上げも少なくて済むので、自分たちがやりたいと思うことだけに専念できる。

そんな考えの下で、二人はメインストリートから1本路地を入ったところにある、ある貸店舗にたどり着きました。

 

トロンコたちが扱う商品は競合の多い日用品ではないので、店の前を歩く人の多い少ないは問題ではないと、勇気を持ってその場所に決めました。

ボンクは今まで自分で決断してずっと生きてきたので、それほどの勇気を必要としなかったかもしれませんが、トロンコは今まで何となく流されるままに仕事をしてきて、幸運にもその道で生きてくることができましたので、改めて決断するということにプレッシャーを感じました。

 

家主さんに、自分たちがしたいと思っている店について説明しました。

トロンコはこのようなプレゼンテーションが苦手でしたが、一生懸命店について説明しました。

家主さんは二人がしようとしている店について、本当に上手くいくのかどうか理解できないと正直に言ってくれましたが、二人がしようとしている店がこの町を元気にする役に立つことは何となく分かってくれて、二人にお店を貸すことを承諾してくれました。

 

店の場所が決まったら、二人は投資家を探しに行くことにしました。

投資家探しは難航することが予想されましたので、手分けして大都市をまわることにしました。

さすがボンクはすぐに投資してくれる人を見つけました。

ボンクの今までの写真家としての仕事を知ってくれていた人で、ボンクならきっと面白いお店をやってくれるだろうと思ってくれたのでした。

トロンコは様々な伝手を頼って何人かの投資家と会いましたが、良い返事をもらうことができませんでした。

投資家は自分の大切なお金を託して、利子を受け取ることで利益を出しますが、それと同時にお金を貸した人の夢も自分のもののように共感して初めてお金を貸してくれる。

トロンコのプレゼンテーションはあまり上手ではなく、あまりにも控えめだったのです。

トロンコのことが、トロンコたちがやろうとしていることが理解できなければお金を貸してくれるはずがありませんでした。

自分が今までやってきたことの積み重ねがこういう時に表れることを改めて思い知りました。

 

でも幸運な出会いもあるもので、最後に訪ねた投資家はトロンコが今までやってきたことに共感してくれて、二人がやろうとしていることに興味を持ってくれました。

その人は言葉足らずのトロンコから言葉を引出し、投資を約束してくれました。

お金が集まったことは一安心で、それはとても喜ばしいことだけど、人々の期待を背負ったプレッシャーも感じました。町に帰って、早速店作りを始めないといけません。

トロンコは、夜遅くの汽車でボンクの待つ町に向かいました。

 

トロンコ8月.jpeg

結局残るもの

| コメント(0) | トラックバック(0)

二人の本が売れて、それを見た人たちが小さな町に押し寄せて、町は文字通りギュウギュウ詰めになりました。

この町の建物や通り、そして自然も多くの人に向けられて用意されたものではなかったからです。

 

でも今回のことで、トロンコとボンクだけでなく町の人たちも、宣伝だけで人を呼んではいけないのだと思いました。

しっかりと地に足が着いたいつもここにあるものの魅力で、自然に人がこの町を訪れるようにしないと、長く続けることはできないし、長く続く町の繁栄にはほど遠いと思いました。

 

町の人たちが疲れきって、もうこれ以上人が来ないで欲しいと思い始めた頃、町を訪れる人の数は減り始め、しばらくすると、また以前のようにこの町の駅で降りる人は1つの列車で一人か二人になりました。

町は気のせいか以前よりも寂しく感じられるようになりました。

 

本を売って、町にたくさんの人を呼ぶというトロンコとボンクの狙いは当たりましたが、それが町や町の人たちのためにならずに、二人はとても申し訳ない想いでいました。

 

本当は町の人に顔向けできない気分だけど、生活のために必要なものを買いに行かなくてはなりません。仕方なく11度は町に下りて行きました。

二人が伏目がちに歩いていると、町の人たちは誰もが親しげに声を掛けてくれました。

今回のことは二人が書いた本が原因となっていて、結果的に迷惑になったことを皆知っているはずなのに、どうして町の人たちは二人に優しくしてくれるのだろう。

町の人たちは、二人が本を出して都会で一生懸命売ったことは、町を良くしたいという一心でしたことだとよく分かってくれていました。

皆人生の経験をたくさん積んできた人たちばかりだったので、二人の気持ちをよく理解してくれていたのです。

二人は何もかも受け入れて、優しい気持ちでいてくれる町の人たちに心から感謝しました。

 

仮に何か迷惑をかけられたことがあったとしても、じっと相手を待つ。

そして相手が気付けば、いつでも優しい気持ちで相手を受け容れる。

二人もそんな人になりたいと思ったし、若い人たちに対してそうしようと思いました。

きっとこういう気持ちは代々受け継がれ、次の若い人へ、そしてまた次の若い人へと伝えていくものだと思いました。

 

二人は丘の上の家で、夜遅くまで話し合いました。

ボンクは夜に強いですが、トロンコは11時を過ぎると眠くて仕方ありません。

でもがんばって話し合って決めました。

自分たちも町でお店をはじめようと。

 

夜の風景.jpegのサムネイル画像

*今月のテーマは「勉強につかうもの」です。トロンコたちはこれからが大変です。いろんなものが必要になるでしょうね。今回はご紹介できませんでしたが、少しずつ登場すると思います・・。

 

 

賑わう町

| コメント(0) | トラックバック(0)

旅先では人生を変えるようなものは見つからないと、トロンコはいつも思っていました。

でもほんの数日間の旅が人生の宝物とも言える大切な思い出になり得ることも知っていました。

トロンコがとても大切にしていて、いつも思い出す旅の思い出があります。

仕事仲間4人で行ったヨーロッパ旅行でした。

もう一度同じメンバー、同じ日程で旅に出たとしても、あんなに楽しくて、得るものがある旅をすることはできないのではないかと思える、本当に神かかったような数日間だったと思います。

それまでトロンコはたった数日間の旅のために1ヶ月以上も前から準備するのが無駄に感じていました。

でも短い旅が一生大切にできる思い出になることを知ってからは、旅の準備を大切にするようになりました。

この町を旅行で訪れる人にも、そんな楽しい旅をしてもらいたいとトロンコは思います。

 

 

町の人たちも本が売れて、二人が話題になったことを知っていました。

汽車を降りたトロンコとボンクが町の通りを通った時、皆が声を掛けてくれて、本が売れたことを喜んでくれました。

二人は本を作ることができたのは、町の人たちが協力してくれたおかげだと分っていましたので、町の人一人一人にお礼を言いました。

二人はとても幸せな気分だったし、町の人たちも自分たちの町の人が有名になったことを自分のことのように喜んでいました。

そして、本によって多くの人がこの町のことを知ってくれたらいいと誰もが思いました。

 

久し振りに町に戻ってきたトロンコとボンクはこの静かで美しい町を慈しむように、周りの景色を感じながら歩きました。

二人とも黙っていたけれど、お互いがどんな気持ちなのかは分っていました。

少し離れただけだけど、町がとても懐かしい。やはりこの町は都会と全く違っています。

人は少ないけれど、誰もが穏やかで、自然が美しく、気持ちが安らぎます。

自分たちが書いた本の効果がどれくらいあるか分らないけれど、町に住む人たちがここで生きていくことができるようにと思って書いた本なので、町に何か良い変化をもたらしてくれたらいいと思いました。

実は二人とも心のどこかで、この美しく平和な町に変わって欲しくないと思っていたのですが、それは二人が他所から来た人で、それぞれ自分の仕事があって、この町でも生活を営むことができる状況にあるからなのかもしれません。

 

その日、トロンコとボンクは家で久し振りにゆっくりとした夜を過ごしました。

トロンコは一生懸命大好きな靴磨きをして、ボンクにそんなに頑張って磨くと革が減ってしまうとからかわれていたし、ボンクは愛用のカメラの手入れをしていました。

 

本の効果は思ったよりも早くやってきました。

二人が町に帰った数週間後の朝、トロンコが森を散歩していると知らない人が歩いていましたので、トロンコは挨拶しようと声を掛けましたが、見知らぬ人はすぐにどこかに行ってしまいました。

ボンクと二人で町に出かけた時も、汽車から降りてくる人の数がとても多いことに気づきました。

町の食堂は大いに賑わっていましたし、お店にもお客様が入っていました。

町を訪れた人たちが二人の本を持っていることで、自分たちの本の効果が出てきたことが分かりました。

自分たちが書いた本を見て、その本の実際の風景を見たいと多くの人が町を訪ねてくれたのでした。

町には連日たくさんの人が来るようになって、大いににぎわっていました。

二人が美しいと思った森や湖にもたくさんの人が来るようになって、その美しさに共感してくれることはとてもいいことだと思いました。

 

2冊目の本の約束を本屋さんたちとしていましたので、二人はこの町の2冊目の本作りに取り掛かりました。

1冊目では取り上げることができなかった場所を取り上げて、この町のことをもっと伝えたいと思いました。

それぞれのペースで理想の生活をしながら、2冊の本の文章をトロンコが書いて、写真をボンクが撮っていきます。

 

本を作っているうちに数か月が経ちました。

連日大勢の人が町を訪れたので、静かだった町は騒々しくなっていました。

騒音だけでなく、町の中にゴミが目立つようになっていましたし、湖や山、森にもマナーの悪い人が置いていったゴミが溢れ始めていました。

人がたくさん訪ねてくることに、町の人たちは疲れ始めていました。

町を訪れた人たちも本の世界に憧れて町を訪ねたけれど、たくさんの人を受け入れられる町になっていなかったので、食事をする所も、泊まるところにも行列ができていました。

町を訪れた人たちも、この町に不満だけを持って都会に帰っていきました。

 

そんな状況にトロンコとボンクは責任を感じて、途方に暮れていました。

 

 

 

トロンコ7月.jpeg

本を売る

| コメント(0) | トラックバック(0)
トロンコはささやかな文章を書いてそれを売ってお金を稼いでいますので、文章の原型を書き留めるノートには、彼なりのこだわりがあります。

何冊かのノートをその用途に則って使い分けることで、自分の仕事をより良いものにしてくれるし、より楽しく仕事をすることができる。

それはノートも万年筆も同じで、より楽しく仕事をするためにそれらを使い分けたり、良いと思ったノートや筆記具を手に入れることは、自分の仕事のために必要な経費だとトロンコは考えるようになりました。

 

1つはマンスリーダイアリー。行動の予定やスケジュールを書き込みますが、見開き1ヶ月の時系列に並んで後から探しやすいので、覚書なども書いておきます。

正方形のリスシオ1ダイアリーをずっと愛用していて、ここに予定と決定したことをなんでも書き込んでいきます。

もう1つはA7サイズのメモ帳。ポケットに入る小さな手帳/ノートで、メモ、考えたことなど何でも書いておきます。

ここに書いたもので、重要なものはダイアリーに書き込んだりしておきます。

 

さらにトロンコが仕事をする上でどうしても必要なのが、システム手帳です。

かなり前に作られたファイロファックスを使っていて、これは執筆ノートという大袈裟な名前がついています。

かなりがっしりした作りの手帳で、スマートでカッコよくになった最近のものとは物作りの考え方が全く違うような気がします。

書かなければいけない原稿の予定、文章の断片、短い文章、などを書くために使います。

これらは時系列にしておくとどこにいったか分らなくなるので、差し替えて順番を変えたりできる、金具のついたシステム手帳が必要になります。

 

でも一番重要なノートはテーマごとに細分化された薄型のノートで、今は既製品を使っていますが、トロンコとボンクはB6サイズの薄型のノートを作りたいと思っています。

用件ごとに1冊のノートをあてがい、その用事がある時にそのノートを持って出かける。という使い方を想定していて、学科別にあった学校のノートのような使い方がノートの使い方の理想だと思っています。

長い文章を書く時にも、このシステム手帳の内容をガイドとしてその文章用の薄型ノートに書き込んでいくという使い方もできます。

こういったノートの使い分けをトロンコはいつも考えて追究していて、それはほとんどトロンコ唯一の趣味と言えるかもしれません。

 

そんなノート類を駆使して書き上げた本が出来上がりました。

二人がこの本で紹介した町は大変美しい景色と温かい人たちのいる所でしたが、この国の中に同じような町は他にもあって、世界中に同じような町は無数にあることも、世界中を旅していた二人は知っていました。

それでも、どこにでもあるありふれたその町に想いを抱くと、それは特別な場所になる。

二人がこの町を特別なものだと思ったように、この本を読んだ人がこの町の写真や話に触れて、この町に特別な感情を持ってくれたら、世の中は動くのではないかと期待しました。

 

少しでも安い値段で売りたいと思って、たくさんの冊数を作ってしまったため、家の中は本でいっぱいになってしまいました。

本が出来た満足感に浸る間もなく、二人は近くの大都市の本屋さんをいくつも回って本を置いてもらおうとしました。

どの本屋さんも本を置いてくれました。

たくさんの本屋さんで本を置いてもらうことができましたので、家の中に積みあがっていた本はあっという間になくなってしまいましたが、それは本の置き場が変わっただけ。まだ売れたわけではありません。

大きな本屋さんの軒先で二人は直接本を売ることにしました。

 

本を書いた二人が直接本を売っているというので、たくさんの人が興味を持ってくれて、通りすがりの人も本を買ってくれました。

二人が軒先で売った本は数日で売り切れてしまいましたし、他の本屋さんでも二人の本は売れ始めました。

二人の本は、街に住み日々の仕事や家事に明け暮れる、手軽に手に入る癒しを求めていた人たちの心をつかみました。

家の中にいてもその場所に行った気分になれる。

本を読んだ人たちはそんなふうに思って、何度もボンクが撮った写真を見て、トロンコが書いた文章を読みました。

本を置きたいと言ってくれる本屋さんが増えて、国中の本屋さんで本を売ることになり、さらにたくさんの本を作ることになりました。

本が沢山売れて、二人はとても嬉しかったし、努力が報われたと思いました。

二人は国中で有名になりました。

本屋さんからは、もっとたくさんの本を作って欲しいと言われたし、早く次の本も出して欲しいと言われて、とても幸せな気分になりました。

 

大都市で本を売った後、二人は次の本を書くために町に帰っていきました。

本がたくさん売れて、有名になって二人は有頂天で町の駅に降り立ちました。

 

 

 

 

*さて、今月のテーマは「ノート」です。今後のトロンコとボンクも気になりますね。

 

トロンコ5.jpeg

 

 

二人の再会

| コメント(0) | トラックバック(0)

ボンクが撮影旅行から帰ると、郵便受けにトロンコからの手紙が入っていました。消印を見ると1か月前に出されたものです。

万年筆で書かれている見慣れた文字の封筒を見て、懐かしい気持ちに急かされてすぐに読み始めました。

 

落ち着いたのんびりとした文体の手紙でしたが、そこにはトロンコが住む町のために何かしたいと思っていることが書かれていて、ボンクにも協力してほしいとのこと。

トロンコがこういうことを言ってくることはとても珍しいことだとボンクは思いました。

トロンコはいつでも相手の時間や都合を尊重していたし、自分一人でいつも行動してきました。どんな大変な時でも、一人で黙々と自分の道を進んでいたように見えました。

 

ボンクは長い撮影旅行だったので、しばらく休みをとって、ニューヨークの自宅でのんびりするつもりでした。

トロンコはいつでも都合のいい時に来てくれたらいいと書いていましたが、すぐにトロンコのところに駆けつけたいと思いました。

撮影旅行で撮ってきたものの整理はトロンコのところで時間を見つけてすればいいと思って、愛用のボストンバッグに詰めて持って行くことにしました。

最近ボストンバッグを持つ人が少なくなっていますが、ボンクはいつもこのボストンバッグを持っていて、木型がピッタリと足に合う靴と同じブランドのそれはボンクのトレードマークになっています。

 

トロンコはどんな場所を永住の地にしたのだろう。そしてどんな理想の生活を手に入れたのだろう。

ニューヨークからトロンコの町の最寄りの大都市の飛行場までは45時間で行くことができます。

そこから2時間ほど汽車に乗って、トロンコのいる町に着くことができる。

トロンコは駅までボンクを迎えに来ていました

小さな駅の小さなホームで再開した二人は満面の笑顔で喜び合いました。

トロンコは相変わらず口数が少ないですが、二人は近況を言い合いながら、トロンコの家まで歩きました。

トロンコの家は暖炉のあるリビングルームが1階にあり、2階には寝室が2部屋。

ひとつをボンクに使ってもらいたいと、小さな机とベッドが運び込まれていました。

小さいけれど、とても居心地の良い部屋、家でした。

 

ボンクの部屋から町が見えました。

町はとても小さいですが、きれいで落ち着いた様子。住人誰もが幸せに暮らしているように見えるのに、トロンコの話ではこの国の他の田舎町同様に、若い人は仕事がなく都会に出て行かなければいけない状況になっていますし、仕事をしていた人たちも失業して町を出て行くことが少なくないとのことでした。

ボンクもトロンコに協力して、この町を何とかしたいという想いを強くしていました。

 

その日の夜からボンクとトロンコは自分たちにどんなことができるか、何をすればいいか話し合いました。

二人はまずこの町の良さを世界中に人に知ってもらいたいと思いました。

この国にも世界の中にもこの町のようなところは本当に無数にあって、この町だけの特別なものなど何も持ち合わせていませんが、少しでも多くの人にこの町のことを特別に思ってもらいたい。この町と縁を感じてもらいたい。

そうすることによってこの街を訪れる人が増えるのではないかと思いました。

地図を見ながらこの町のいろんなスポットを選んでいきました。

それらを紹介した文章と写真を本にして出そうということになったのです。

 

次の日から二人は精力的に町を歩き回りました。

トロンコは町の人たちの話を聞いて、ボンクは風景や人々のスナップを撮りました。

そんなふうに1か月の間二人は休まずに本の原稿を作りました。

そして町の印刷屋さんにそれらを持ち込んで、本にしてもらいました。

二人は自分たちが理想とする本ができたと思い、この本は多くの人に読まれると思いました。

 

 

*今回のテーマはとっても分りにくいですが「鞄」です。次回からライティングラボメンバーが鞄をテーマにお話しします。

 

 

トロンコ4.jpeg

それぞれの出発の1931ホワイトゴールド

| コメント(0) | トラックバック(0)

トロンコは手紙を書くときによく使うペリカン1931ホワイトゴールドの万年筆で、ボンクに手紙を書きました。

 

世界中を旅して、写真を撮っているボンクがいつ自宅のアパートメントに帰ってきてこの手紙を読むのか分からないけど、その方がいいと思いました。

Eメールはすぐに相手に届きますが、時間が過ぎれば流れていってします。それはフェイスブックもツイッターなども同じで、インターネットを介した情報はどうしてこんなに時間とともに流れていってしまうのだろう。

やはり時間に流されず、とどまる力が強いのは手紙など手で書いたものだとトロンコは思っています。

この用事はとても大切なことだけど、急いでいるわけではない。

この町に起こっていることをボンクに話して、どう思うか意見を聞きたいと思ったのでした。

 

ペリカン1931ホワイトゴールドはボンクも持っていて、出会った時にお互い同じ万年筆を持っていることが話題なりました。

発売されたのは2000年。

当時トロンコはこの万年筆をお店のショーケースで見て、他の万年筆と何か違うと思えてとても欲しかったけれど、当時のトロンコにはとても買うことができるものではありませんでした。

月日が過ぎて、ペリカンのその小さな万年筆のことはいつも心のどこかにあったのですが、発売されてから日が経つにつれてお店でも見ることができなくなりました。

1931本しか作られていないため、もう完売してしまったのだと思っていました。

 

トロンコがその万年筆に再会したのは、紀行作家として原稿を書き出したばかりの時でした。

仕事は安定しているとは言えず、将来どうなるか分らなかったけれど、なぜか何とかなると楽観的だったし、自分の未来は明るい、今の自分には無限の可能性があると思っていました。

そんな時に旅に出た小さな町の小さなペンショップでトロンコは、ペリカン1931ホワイトゴールドを再会しました。

 

他のペンとは区別されていて、お客様が試筆するデスクの上に置かれていました。

聞いてみるとある日突然店に入ってきたので、ここに置いて買い手を待っている。1週間待って売れなければ、自分が買おうと思っていると店主が言いました。

トロンコは思い切って1931ホワイトゴールドを買うことにしました。

以前したいと思っていて、できなかったことを解決していくことが新しい生活を始めた自分への励みになり、前に進む力になるような気がしていました。

念願の1931ホワイトゴールドはかなり硬いペン先の万年筆で、締まった書き味からとてもキレのある線を書くことができました。

インクがたくさん出る今の万年筆とは違う、抑えた付けペン先のような文字がトロンコはとても気に入りました。

 

この万年筆は1931年のモデルの復刻で、デザインは当時のままで吸入メカニズム、ペン先などを今の技術で作られています。

ペリカンがこの万年筆の硬いペン先を付けたのは1931年。当時のこの万年筆特有の線を、筆圧が強くなった今の人にも書けるように仕向けたのではないかとトロンコは思いました。

 

当時の人はボールペンを使っていなかったので、今の人に比べて筆圧も軽く、上手に万年筆を使っていたことは、他のペリカンの万年筆や他社の万年筆のペン先がものすごく柔らかいところからも推測できます。

柔らかいペン先を巧みに使って、キレのいい文字を書いていた戦前の人たちに思いを馳せながらトロンコは夢中で新しく手に入れたばかりの1931ホワイトゴールドで文字を書きました。

 

当時すでに写真家として世に出ていて認められていたボンクはきっとこの万年筆を発売されてすぐに手に入れたのだと思いました。

トロンコのように考え込んでタイミングを逃さず、いつも迷いのない行動をとるボンクのことだから、欲しいと思ったらすぐに行動を起こしているはずでした。

きっとその時がボンクのこの万年筆を手に入れるタイミングであって、トロンコのタイミングはだいぶ遅れたその時だったのだと思います。

世界に1931本しかない万年筆を二人が持っているということに、トロンコはボンクとの縁を感じました。

きっと二人の道は始まりや今までの道程は違っていてもどこかで交わるようになっているのだとトロンコは思いました。

 

 

トロンコ3.jpeg

 

*今回は万年筆の話でスペースがいっぱいになってしまいました。でもペリカン1931ホワイトゴールドの万年筆は、偶然ですがWRITING LAB.の男性メンバーは全員持っている万年筆です。

きっとそれぞれこの万年筆には思い入れがあって、特別な思いでこれを手に入れたと思っています。

 

ストーリーは来月からまた進んで行くと思います。その時にはボンクもトロンコからの手紙をきっと読んでいると思うから。

 

*今月のテーマは「万年筆」です

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうちトロンコのお話(2013)カテゴリに属しているものが含まれています。

次のカテゴリはトロンコのお話です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。