トロンコ編~家ができて~

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とても長い時間をかけて、小さなトロンコの家が完成しました。

部屋を暖める暖炉がリビングルームにある、とても快適な家です。

家の中はまだからっぽですが、気に入ったものを少しずつ揃えていきたいと思っています。

 

この家に住み始めたトロンコは、理想的な生活を手に入れていました。

朝早く起きて支度をして朝食を摂り、掃除や暖炉の薪割など、快適に暮らすための準備をしてから、丘を下りて村の集落に向かいます。

 

丘を下りる時、大きな湖に向かって下りて行きます。

あまり高くない山々の間から流れ出した水が小さな川になって、この大きな湖に流れ込んでいます。

天気が良ければ対岸までくっきりと見えて、小さな家々をはっきりと見ることができました。向こう岸にはどんな人たちがどんな暮らしをしているのだろうかと思います。

この辺りの気候では、午前中は晴れていても午後になると空が雲に隠れて視界も悪くなるので、湖を見ながら丘を下りる時間がとても貴重に感じられます。

 

丘を下りると森に入ります。

森の中には村に続く一本道が通っていて、暗い森の中をトロンコは臆病に、足早に歩いていきます。

でも森の中で鳥やリスなどの小動物に出会うことがあって、なかなか目が離せません。

森の中は濃度の高い空気があり、鼻を抜けるようないい匂いがして、気持ちがいい。

たまに蜂の巣を見つけることがあって、そういう時トロンコはご先祖様のように野生に返りそうになるけれど、我慢して村のお店で蜂蜜を買うようにしています。

 

森を抜けると村の集落に入ります。

とても小さな村で、お店が数軒と家が数十軒あるだけですが、日常の買物はまかなえます。

村の集落の雑貨屋さんで新聞と食材を買って、さらに片隅に置いてある本の中から面白そうなものがあれば買い、村唯一の郵便局の前に置いてあるベンチでコーヒーを飲みながら読んだりします。

 

村の集落への30分の道のりは考え事をしながら歩くのにちょうど良い距離です。

昼前に家に帰って原稿書きの仕事をするので、その内容について考えながら歩きます。

原稿書きも実は楽しい作業で、十数本ある愛用の万年筆の中の太字の万年筆にその時々で使いたいと思う色のインクを入れています。

メモ書きはグリーンのインク、手帳はブルーブラックで書き、インクの色を用途ごとに変えるのがトロンコのこだわりです。

 

夕方まで仕事をして、質素だけどバランスの摂れた夕食を摂る。

食後から寝るまでの時間、暖炉の前で好きな本を読んだり、日記やダイアリーを書く。

トロンコはこの時間も楽しくて仕方ありません。今日も楽しかったとベッドに入るトロンコは、こんな生活がいつまでも続くと思っていました。

 

 

 

 

*2月のテーマは「インク」です。来週からそれぞれインクについて更新していきます。みなさんもぜひコメントでインクについてのこだわりをお寄せ下さい。 

 

 

 トロンコ2回.jpeg

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このページは、旅の扉 writing lab blog 管理人が2013年2月 5日 11:18に書いたブログ記事です。

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