旅の危険な思い出

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今月は火曜日が5回あります。第一週目はトロンコ、2週目はボンク、3週目は細字女のスタッフK、4週目はWRITING LAB.に参加してくれているアナログなSE氏・・・さて、5週目のお楽しみ、ゲストの方に今回のテーマ「旅」について書いていただきました。

お客様で動物に例えると間違いなくシロクマを連想させるSさんにお願いしました。

 

 

 

 

 

旅と冒険(危険を冒すこと)は必ずしも関係ありませんが、旅の内容によっては途中で危険な目に合うこともあります。

私の場合、昔富士山に登ったときがそうでした。

当時は仕事でなかなか休暇が取れなかったので、仕事仲間と土曜日の夜中まで仕事して、そのまま夜中の11時に東京を出発し、朝に富士山に着き、そのまま登頂するという無茶な計画を立てました。

 

富士山に到着すると車中で1時間だけ寝て、5合目から出発しました。

ところで東京を出発するとき、ニュースで関東に台風が接近していると報道されていました。

しかし、楽天家の男3人女1人は全くその報道を無視し、きっと着いたら晴れるだろうとお互い根拠のないことを言っていました。

それでも富士山に近づくほど、どうも台風がまさに富士山に接近しているという報道がありました。それでも計画を変えず、結局着いた時は小降り状態でした。

 

当時到着した時からうすうす感じていましたが周囲はいわゆるきちんとした装備でした。

雨対策もばっちりでバックパックもきちんと持っていましたが、私たちはこの企画の立案者である自称登山経験者の言葉を信じてジーパン、Tシャツ、セーター、パーカー、登頂前にコンビニで買った食料(ソーセージ)の袋でした。

 

後々問題になるかナーという不安はちょっと過ぎりましたが、それは無視していました。富士山はちょうど6合目くらいからだんだんきつい角度になっていきますが、その頃から雨が本当に激しく降ってきました。登山途中、他の登山者の多くは下山者でした。

 

そして気が付いたら雲が下にあるので雨が下から降ってきました。それは降っているというより、水中にいるような感じでした。

空気には圧力があり、息がしにくくなりました。雨の水量がどんどん多くなり、30センチ前くらいまでしか見えなくなりました。

息は白くなり、体は寒さで震えました。ひどいという状態を通り越して、ちょっとハイにさえなりました。

このような状態が6合目くらいから続き、ガッツで7合目、8合目付近まで登っていきました。

ちょうど8合目付近で岩陰に隠れて(下から雨が降っており意味はないのですが)ソーセージを食べながら生命を継続させていた時、下から別の仲間が来て「これ以上登山したいか?」と聞かれました。

そこで初めて我に返り、そういえば何も見えないし、寒いし、結構しんどいなと思い下山することにしました。

 

下山は結構面白く、雨で何も見えないのですが、走って飛ぶとちょうど下からの強風で体が押され、空中で止まるような感じが面白く、カーブでわざと飛んで降りてきました。

このようにして下山してきましたので、ものすごく早く降りられました。

ところで私は着替えを持ってきていませんでしたので、体の冷えを元に戻すため風呂に入りましたが、その後また濡れた服を着て東京まで車で戻るのが1番つらかったです。

同行した女性は外国人でしたが、この体験から日本が嫌いになってしまったそうです。

ところで私は素直ではない性格なので、登山している途中、多くのきちんと装備をした登山者に「大丈夫ですか?」と声を掛けられましたが、うるさいナーと思っていました。

今思うとはっきり言って登山の資格は全くなかったと思います。

 

なおこの経験がトラウマとなり、東京に帰った翌週登山道具一式揃えましたが、そのトラウマから(丘サーファーみたいな)丘登山者となっています。

山をなめると大変だとよく言われますが、本当です。

 

(...あ、結局文具は出てきませんでした‥)

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このブログ記事について

このページは、旅の扉 writing lab blog 管理人が2013年7月30日 13:56に書いたブログ記事です。

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