香鶯流、季節の香り

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初めましての方もそうでない方もこんにちは!

森脇と申します。

今回のテーマは「香り」と言う事で、私にとってはとても馴染み深い物となっております。どうかよろしくお付き合い下さいませ。

 

香りの思い出はたくさんありますが、今回は季節の香りについて書かせて頂きます。

「季節の香り」とは僕が勝手にそう呼んでいる物なんですが、

丁度今時分や他の季節の変わり目などに良く感じる物です。

例えば、梅雨時になりますと、雨に濡れたアスファルトの匂いがムンムンしている事がありますよね?

夏は湿度も高く、香りが豊かになる季節です。

南風に運ばれた海の香りや、軒先で焚いている蚊取り線香の香り。

極めつけは花火の匂いでしょうか?

挙げるとキリがありません。

 

今まで上げた物は「の香り」と言う様に、言葉で表す事が簡単な物たちです。

しかし、本当に心動かされる「季節の香り」はそうはいきません。

まさしく、えも言われぬ香りなのです。

そのため、自分の感じた事を素直に表現するしかないのです。

 

冬から春にかけて薫る香りは、心綻ぶ様なやわらかでゆったりとたゆたう印象を受けます。

目が覚めてすぐに昨日までの香りとの違いに気が付くため、朝方のイメージが強いです。

「・・・んあと5分・・・・と3時間・・・んんっ!?春やん!」

毎年春はこんな感じで目覚めています。

 

そして現在。

朝夕が冷え込んできて布団から出たくなくなる今日この頃。

最も好きな季節の香りがあります。

冷えた大気が夜の帳と供に降りてきますと、かんとした静寂が自分の中に広がるのを感じます。

心の底に寂しさや侘しさを湛えつつも、夜空から目が離せない、そんなイメージの香りです。

・・・伝わりますかね・・・

小生がこの季節の香りを好む理由は2つありまして、1つは上で書いた印象がしっくりとくるからです。

もう1つは、この香りが広がる頃に香道を始めたからです。

「愛しい」という気持ちと似ているように感じます。

 

季節の香りに共通する事は、胸が苦しくなる様な、愛しい・懐かしい・引き締まる様な思いです。

どうぞ皆さんお外で深呼吸をしてみてください。

ある日突然、感情が身体からあふれる様な感覚を覚えるやもしれません。

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このブログ記事について

このページは、旅の扉 writing lab blog 管理人が2013年10月29日 10:30に書いたブログ記事です。

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