いま好きな本~スタッフKの場合

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こんにちは!WRITING LAB.のスタッフKです。

今月は読書の秋ということで、一応本がテーマになっています。本の虫のY宗氏、いつも小難しい本を読んでいるS藤さんはいいとして、普通に本を紹介してもなあ、ということで私は漫画にさせていただきます。

「鬼灯の冷徹(ほおずきのれいてつ)」です。原作はモーニングに連載中だそうですが私はアニメで知りました。

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地獄がテーマのアニメで、けっこう地味に面白い。

原作を読んでみると、結構地獄について詳しく調べられている様子。資料は様々な書籍のミックスだそうです。意外と本格的で、本当に地獄ってこんな風なのではと思ってしまいます。

まず、もともと日本は「この世・あの世」という2世界でしたが、あの世が亡者で溢れて混乱したため八百万(やおろず)の神々が会議をして今のように「現世・天国・地獄」と実質3世界に分けたそうです。

地獄の構造はインドや中国など様々な国を参考に構築されており、そのため相当複雑な作りになっているようです。

まず地獄は八大地獄・八寒地獄に分かれ、そこから272の部署に分かれます。

八大地獄は等活・黒縄・衆合・叫喚・大叫喚・焦熱・大焦熱・阿鼻地獄に分かれ、八寒地獄は頞部陀・刺部陀・頞听陀・臛臛婆・虎虎婆・嗢鉢羅・鉢特摩・摩訶鉢特摩地獄(もはや何て読むのかさえ不明)に分かれます。

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それぞれ犯した罪によって堕ちる地獄が違う訳ですが、例えば八大地獄の中の「大叫喚地獄」は嘘つきが堕ちる地獄。

そこは16の小さな地獄で形成されていて、その中の一つ「人闇煙処」は「共にがんばる約束をしたのに裏切った者」が堕ちる地獄。要するにマラソンで「一緒に走ろうね」って約束しながら先に行ってしまった人が堕ちるわけです。

地獄の設定がかなり細やかにあるのも驚きですね。

主人公は閻魔大王の第一補佐官である「鬼灯(ほおずき)」。無自覚のドSなこの方と、人の良い閻魔大王のやり取りが好きです。

31379490[1].jpg 第一補佐官の鬼灯

ダメ上司を叱責しながらバリバリ仕事をする補佐官鬼灯、ひどい目に遭わせられながらも笑っている度量の大きい閻魔大王。

d52ca1d3[1].jpg 一番左が閻魔大王

c651f0e7[1].jpg 言葉遣いはとても丁寧です

 

 この他、登場人物として桃太郎・金太郎・一寸法師・かぐや姫。

浦島太郎の伝説についてや、トイレの花子さんは厠の神様だった・・など、盛りだくさん。

作者の創作もありますが、たくさんの書籍からの情報が多いので、けっこう面白いです。

現世で亡くなった人が日記を処分しようとして不審火を出したり、女湯には男性の亡者がたくさんいたり・・本当にそうなんじゃないかと思ってしまいます。

誰もが知っている絵本や童話の登場人物が、天国や地獄で働いている。その本人が自分の事を語るのでやけにリアルです。

 

オカルトは苦手ですが、このコミカルな雰囲気で面白く読める漫画です。

 

 

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このブログ記事について

このページは、旅の扉 writing lab blog 管理人が2014年9月30日 10:16に書いたブログ記事です。

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