私の愛用品

| コメント(0) | トラックバック(0)

今月のWRITING LAB.のブログのテーマは愛用品です。

それぞれが自分の愛用品について、お話しさせていただきます。

 

まだ20代の頃だったと思いますが、かなりご高齢のお客様が、残るものはもういらない、消えていくもので良いものが欲しいと言っておられたという話を聞きました。

たしかに自分の気に入ったものを少しずつ買い集めて、一通り揃ったそれらを大切に使っていると、形のあるずっと使えるものはもういらないと思うのかもしれません。

私はいろんな革靴とカメラのレンズが欲しくて、底が見えないほどなので、まだまだその境地には達していませんが、消えていくものがいいという心境は少し理解できるようになってきました。

形のある残るものでの愛用品は何度かご紹介させていただきましたので、今回は消えていくものでの私の愛用品の一部をご紹介させていただきます。

DSC00463.JPG

私にとって消えていくものの代表的なものは万年筆のインクで、最近これはずっと手帳用に使うかもしれないと思うものに出会いました。

フランスのインク専業メーカーのエルバンのティエラ・デル・フエゴです。

エルバンのインクの特長は万年筆に優しいところと、きつすぎない自然な色合いだと思っていて、当店では創業時から扱っています。

昨今の発色のしっかりしたインクの中では、薄く感じるかもしれませんが、乾きの早さや、書いたものの色映えなど、ペリカン、モンブラン、ウォーターマンなどのヨーロッパのインク共通のセンスの良さと経験値などを感じます。

ラベルと名前からは旅情がかきたてられ、それもこのインクの魅力です。

手帳の1ページ1ページには風景があって、このインクなら自然な風景をページに書き記すことができると信じています。

今後、また違うインクに出会って、そればかりを使っているかもしれないけれど、今はこのインクを最も気に入って使っています。

DSC00437.JPG

消えていくものの中で、良いものを使いたいと最初に思ったのは香水です。

若い頃は安いものを使っていたけれど、その頃から同じ銘柄のものを何年も使い続けていました。

5年ほど前から上質なものを使いたいと思い始め、サンタ・マリア・ノヴェラ薬局のものにしました。

ル・ボナーの松本さんたちと行ったヨーロッパ旅行で、フィレンツェの修道院の中にあるその薬局に行きました。

静謐という印象のその場所は、ここで何か買いたいと思わせるのに十分な雰囲気がありました。

石鹸が15000円くらいしたりして、その香水も私の感覚からはけっして安いものではないけれど、1年で1本くらいの使用量なので、金銭的な負担はそれほど大きくはありません。それぞれの香水のネーミングの仕方や、植物や花の匂いに近い自然でセンスの良いと思える香りが気に入って使い続けています。

今はシチリアという名前のものを使っていますが、3つほどの種類を今まで使ってみましたが、ベースは同じ系統の香りで、変化の仕方がそれぞれ違っていました。

香水はもちろん他人から良い印象を持ってもらいたいという理由で使っていますが、自分のためにつけているというところもあります。

朝その香りを身につけると、今日も一日始まったと思えるし、日中も何かの拍子に香水が香ると元気が出るような気がするのです。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://writinglab.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/187

コメントする

このブログ記事について

このページは、旅の扉 writing lab blog 管理人が2015年5月 5日 10:44に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「四国に遅刻~S糖氏の場合~」です。

次のブログ記事は「いつの間にか愛用品だったもの」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。