映画の中の文房具~クローズドノートの万年筆店~

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今月のテーマは、映画に出てくる万年筆店です。各人が同じテーマで週1回交代でブログを書きます。毎週火曜日に更新しています。

 

文房具が出て来る映画はきっとたくさんあるのだろうと思いますが、万年筆を最も分かりやすく取り上げていたのは2007年9月公開の「クローズドノート」だと思います。

 

これで万年筆は誰もが注目する華やかなものになってくれると、万年筆の業界の夢を乗せた映画でしたが、ちょっとしたハプニングのせいか、映画の歴史の中に埋もれようとしている作品です。

 

この映画の原作小説をお客様から勧められて読んでいました。

 

けっして派手ではない世界である万年筆やお店、それを使う人にスポットを当てた小説が書かれるとは思ってもみなかったので、大いに驚き、大変面白く読みました。

 

この小説のように若い女性が万年筆の興味を持ってくれたらいいなと思い、何か普段の仕事に希望のようなものが見えました。

 

小説を読んだ時はまだ自分が店を始めるとは思っていなかったけれど、映画の公開は店がオープンした直後で、縁のようなものを勝手に感じていました。

 

恥ずかしながらストーリーはあまり覚えていないけれど、そのお店の様子やその時に感じたことはすごくよく覚えています。

 

少人数のスタッフの小ぢんまりとした店でしたがペン先調整をする職人さんのような店主が奥の工房にいる、万年筆調整販売の店で形こそ違うけれど、自分がやろうとしていることとあまり変わらない。

この映画の舞台となっている万年筆店はどこのお店をモデルにしたのだろう。

 

数は少ないけれど、ペン先調整を特長にしている万年筆店は当時もありましたが、そのどことも似ていなかった

これはきっと映画製作スタッフたちの理想の万年筆店なのだろうと思います。

 

小説を読んだ1年後、店作りの正解について考え続けて、この時ばかりは神を信じましたがたまたま神様が教えてくれた店が今の店だったけれど、店作りに正解はなくて、それを作るのは夢やロマンだと今では言うことができる。

 

理想の万年筆店を示したという点でも、万年筆を華やかなものにしようとしたという点でもクローズドノートはとても意義のある映画だったと思いました。(Y)

 

 クローズドノート.jpg

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このページは、旅の扉 writing lab blog 管理人が2015年11月 3日 09:55に書いたブログ記事です。

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