絵本

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今月のテーマは「絵本」だそうです。

誰がテーマ設定しているのか知りませんが(S糖さん?!)、毎回、難しいテーマ考えてくれますね!

 

絵本といえば、親が教育のために「絵本100冊セット」を張り切ってプレゼントしてきたのを思い出します。6歳位のころ、母が夕食を作っている間に毎日音読して、そのあと感想を母とお互いに言い合うという習慣があったのを覚えています。その頃は、無理やり読まされている感があったので、あまり楽しくなかったような記憶があります。

(脱線しますが、しかしまあ、基本的に、教育というのは強制するものではないと思います。本人が必要性など何らかのインセンティブに動かされて自発的に取り組んだときしか、あまり効果がないのではないかと。だから、子供の頃に無理やり勉強させて勉強嫌いな子供を作ってもね・・・。でもね、かといって、座る習慣、人の話を聞くこと、集中することさえ身についていない成人を作り上げてしまうのもいかがなものかと・・・。って、最近の業務上の愚痴です。)

 

100冊セットの中には「ぐりとぐら」、「白雪姫」など、洋の東西を問わずいろんなジャンルの絵本がありました。その中で、今でも覚えているのが、「海の水はなぜからい」というタイトルからして、絵本向きではない絵本の話です。当時は、「変な本~!!」という感想でした。「なんじゃそのオチは!」、「そんなんが海水が辛い理由なわけないやろ!」って、子供でも思ったことを思い出します。

 

今その話を検索して中身をみると・・・。こんな内容です。

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http://hukumusume.com/douwa/pc/jap/09/16.htm より引用)

むかしむかし、ある村に貧乏な男がいました。

 

 ある日の晩、その男のところへ白いひげのおじいさんがやってきました。

「道に迷ったので、一晩泊めてくだされ」

「ああ、それはお困りでしょう。いいですとも。さあどうぞ」

 男は親切に、おじいさんを泊めてやりました。

 

 次の日、おじいさんは男に小さな石うすをくれました。

「泊めてもらったお礼じゃよ。これは不思議な石うすでな、右へ回せば欲しい物が出て、左へ回せば止まるんじゃ。止めるまで出続けるから、気をつけるんじゃぞ」

 おじいさんはそう言って、出て行きました。

 男はためしに、石うすを回してみました。

「米出ろ、米出ろ」

 すると石うすから、まっ白い米がザクザクと出てきました。

 あわてて左へ回すと、米はピタリと止まります。

「へー、こいつはすごいや!」

 男は米や魚をたくさん出して、まわりの家にも分けてあげました。

 

 さて、男の隣に、欲張りな兄さんが住んでいました。

 兄さんは弟が急にお金持ちになったのを不思議に思い、こっそりのぞきにきました。

「そうか、なるほど。全ては、あの石うすのおかげだな。しめしめ」

 兄さんは夜になると弟の家に忍び込んで、石うすを盗みました。

 そして舟にのって、海へ逃げました。

「よしよし、ここまで来れば大丈夫だろう」

 兄さんは一生懸命に舟をこいだので、お腹がペコペコになりました。

 そこで、持ってきたおにぎりを取り出すと、

「そうだ、塩をつけて食べると、きっとうまいだろう。よーし、塩出ろ、塩出ろ」

と、石うすを回すと、石うすからは塩がザラザラとあふれ出して、たちまち舟いっぱいになりました。

「わっ、わっ、もう止まれ! 止まれ! 止まってくれー!」

 欲張り兄さんは石うすから物を出す方法は見ていたのですが、止め方は見ていなかったのです。

 ついに舟は塩の重さに耐えられなくなり、そのまま海に沈んでしまいました。

 

 ところであの石うすは、今でもグルグルと回って塩を出しています。

 海の水がしょっぱいのは、こういうわけなのです。

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うみのみずはなぜからい.png

やっぱり、今読み返しても、ナメたオチだと思います。(作家さん、ごめんなさい)「塩が出る石臼を海に落としたから」が理由だなんて、子供でも納得しませんよ。

 

まあ、この絵本の言いたいことは、海の水が辛い理由がどうのこうのではなく、「悪いことをしたらバチが当たる」という因果応報的なことなんでしょうね。因果応報を子供に教えるのも少しは必要かもしれません。(東洋的な教訓ですね。むしろ歪曲した仏教の教えかもしれません。そこのところは詳しくはわかりません。)

しかし、因果応報ばかりを強調して教えるのはいかがなものか。これを強調して教え過ぎると、不幸に見舞われた時に、「もしかして、自分が何か過去に悪いことをしたせいではないか?」という思考に陥ってしまいやすいのではないか。しかし、世の中、何か悪いことをしたことばかりが、不幸の原因ではないことが多いです。多分、必要十分条件ではないのです。まずいことがおこったからといって、必ずその原因が、自分の過ちとは限らないことが多いでは?!

 

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このブログ記事について

このページは、旅の扉 writing lab blog 管理人が2016年5月24日 15:17に書いたブログ記事です。

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