「100万回生きた猫」

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こんにちは!スタッフMです。

今回は絵本についてお話しさせていただくわけですが、振り返ってみると、たくさん読んだ記憶はあるけれど名前まで覚えている絵本は意外と少ないものです。

その中で最も印象に残っている絵本がこちらです。
「100万回生きた猫」

ご存知の方も多いのではないでしょうか?

一匹の猫について描かれた絵本で、タイトルの通り100万回生きております、はい。
幼心にもインパクトの強いタイトルでしたので、良く覚えております。

主人公のオス猫が輪廻転生を繰り返し様々な飼い主に飼われ、そして死んでゆく。

彼が死ぬ度、飼い主達は深く悲しみ、泣き明かすわけですが、当の本人(本猫?)は全く
悲しまず涙も流しませんでした。
飼い主達の事をたったの一度も好きになった事がなかったからなのか、当事者だからなのかは不明です。
そんな彼はある時、誰の猫でもないただの野良猫になります。
彼は自分の事だけは大好きだったので、野良猫生活当初は傲慢な態度をとっていましたが、一匹の白いメス猫との出会いで愛を知り、家族と過ごす事の幸せを覚えました。
時は流れ、子供達が立派な野良猫になったころ、愛していた白猫が息を引き取ります。
彼は泣きに泣き、100万回泣いた後、愛する白猫の隣で本当の死を迎えるのです。
この絵本を知った頃の僕は、テレビゲームの影響で、全ての生物は死んだとしても教会でお祈りをすれば生き返ると思っていました。
なので、猫が生き返らなくなったのはお祈りをしたり泣いたりしてくれる人が周りにいないからだっ!!と結論付けておりました。
...立派なゲーム脳ですね。
後にひいおばあちゃんの死に立会った際に近所のおばちゃんに「おばあちゃん早よ生き返らないかなぁ〜」と言い、おばちゃんに「生き返らへんよそんなもん!」と言われた時にゾッとしました。
もう二度とおばあちゃんに会えないのかと。

その時にもこの絵本の事を鮮明に思い出していました。

うろ覚えですが、この絵本の話しをもってしておばちゃんに抗議をしていました。
そしておばちゃんに締め括りとばかりに言われた言葉が、この絵本が伝えたい事の一部だったのだと思います。
「人を大切に」
人を愛し人に愛され、幸せを感じて感じさせて。
日常生活を送る中で、大切にすべき意識だと僕は思っております。
簡単なようで難しい事だと思いますが。
この絵本は、幼少期の僕に命の終わりを初めて意識させてくれた絵本であり、大人になった僕に愛する事の大切さ意識させてくれた絵本でした。
おしまい。

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このページは、旅の扉 writing lab blog 管理人が2016年6月 2日 10:31に書いたブログ記事です。

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