家族旅行の思い出~S等氏の場合~

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子供の頃、家族とどこかに出かけた事はあるけど、あまり記憶に残るようなものはありません。
強いて言うなら、小学校4年の時に親戚のおじさんが結婚(再婚です)して、なぜかその叔父一家と一緒に丹後後半島に行った事は憶えています。


当時丹後半島はよく怪獣が出没し、海上自衛隊と戦っているような日々でした。
親戚の叔父は一応生物学者的な人で新種のクラゲを発見したりした事もあります。
ですので本来は生物に詳しいはずでした。
しかし、彼の化けの皮がはがれるのは時間の問題でした。
そもそも彼の間違いは、当時小学校4年で既に水泳クラブに何年も所属し、海の泳ぎも一人前であった私を軽く見た事が原因かも知れません。
彼はその日、太陽でさえも熱くスタバで抹茶パフェを頼みにいこうかと思うような午後1時に、自分は海に詳しいので少し遠洋まで出かけると言い出しました。
私は彼についていきました。
S藤1.JPG

彼は浜辺から15メートルくらいで泳ぐの止め、私にそこで待つように言い、そこから素潜りで5メートル下に潜りました。
しばらくして水面に上がってきて、彼は言いました。「下に大きなタコがいるので槍で突いて捕まえる」と。
私はただ彼が再び潜っていくのも見てしばらく待っていました。

S藤2.JPG


そしたら彼が再び水面に上がってきて言いました。岩場に槍が引っかかり取れなくなったから諦めると。
そしてそのまま新婚夫人の待つ浜へ引き返しました。
ところで当時の私は素潜りが得意でした。スイミングスクールの練習用のプールではよく25メートルまで潜って泳ぎ、そのままターンして大体45メトールくらいまで潜ったままで泳ぎ、コーチによく怒られていました。
ですので水深5メートルは、海という条件、また水平ではなく垂直に潜るというコツは必要でしたが、自分の許容範囲でした。
私は人生初の現場検分をしにタコ殺未遂事件の現場に向かいました。
そこで見たのは次のものです。
① タコはいた。しかしそれは5センチくらいだった。
② 岩場に凶器の銛はなかった。
③ 銛はタコの胴体にささっていた。
④ タコは平然と生きており、怒っていた。
経験のある人ならわかると思いますが、タコは脊髄をささないと死なないので、それ以外だと平然と生きており、吸盤は岩から離れないです。
例え5センチのタコでもその吸盤の力はとても凄く大人でも引きはがす事は無理です。
結局叔父は5センチのタコに戦いを挑み、間違ったところを銛を刺してしまい銛をタコにとられたということです。

S藤3.JPG
この敗北について、私は浜に帰ってから子供特有の無邪気さで、新婚の嫁の前ですべての真実を語り、彼のプライドを散々引き裂いた事は、私を知る人でしたら容易に想像がつくと思います。

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このページは、旅の扉 writing lab blog 管理人が2016年7月19日 11:16に書いたブログ記事です。

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