2017年6月アーカイブ

雨~スタッフMの場合~

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img_296886_26124962_1.jpgジーンの様な大人の男になりたい(雨天時のみ)

雨は条件さえそろっていれば好きな天気であります。

雨に濡れてもいい靴で、濡れて型崩れしても気にしない服で、革製品を身につけていないとき、です。

大人と呼ばれる年になってからというもの、この条件はなかなか満たされず、雨を満喫できずにおります。

先輩スタッフKは雨に濡れるのが好きだったと書いておりますが、味わう気分は違えどその気持ちはよくわかります。

小学生の頃、下校の時に大雨が降っていて、迷い無く傘をたたんでずぶ濡れになりながら帰ったことがあります。

髪が濡れればぬれるほど、服が重くなればなるほどなんだか楽しい気持ちになりました。

通学路の途中、雨樋が壊れて滝のように雨水をたたき落とす家があり、赤白帽をぬいで脳天に打ち付けて瞑想(?)。

だだだだだ~っと頭蓋が震えて鼓膜が震えて、視界はレトロガラスを通しているかのようにぼやけたりゆがんだり。

普段聞くことが出来ない音と振動、普段ではあり得ない屈折の仕方で目に飛び込んでくる光、濡れたアスファルトや土の匂い、皮膚の表面を伝い流れる水の冷たさと空気の温さ。

中途半端な雨ではとうてい味わうことの出来ない体験です。

その滝の水を長靴いっぱいに溜めて一気に足を突っ込むのはもう最高で、何度も繰り返しやっておりました。

体がより多くの水に触れていられるかが勝負で、水に濡れている部分はとても安心できました。

ここで重要なことは、この憩いの滝は人通りの全くない家と家の間の抜け道のようなところに存在していたと言うことです。

おかげで悪い噂は立たずにすみました。

しかしそこから家までの5分間は普通の道なので普通に変な物を見る目で見られました。失敬な。

そんな滝行も中学校入学と共に卒業することになります。

制服で濡れるわけにはいきませんので卒業です。

その代わり、水泳部の部活中に大雨が降ってきたらシリコンキャップもゴーグルもとって雨に打たれました。

このとき周りの人間はもちろん白い目で見て・・・こないで、僕のあまりの真剣ぶりに感化されてか同じく雨に打たれておりました。

先輩も後輩もなぜか付き合ってくれました。

暇だったんでしょうね。

ちなみに部活中に雷が一度でも鳴ると活動中止になります。

集団感電の危険がありますので。

皆さんもお気をつけ下さい。

そして高校に入学し、やっぱり水泳部に入部した僕はやっぱり大雨に打たれていました。

やっぱり心地良い。

高校生になって変わったことと言えば通学方法で、中学までは家から徒歩で通学していましたが、中学校と隣接するこの高校では自転車通学が認められ、自ずと雨具が傘からカッパに替わりました。

カッパを着て自転車に乗ったことのある方ならご存知かと思いますが、カッパはとっても面倒くさい雨具です。

脱ぐにも着るにも一度靴を脱がなくてはならないし、第一靴は全く守られていない。

完全防備かと思いきや、靴と手と顔面は丁度鬱陶しく感じる程度に雨に濡れる。

梅雨のストレスを覚えた高校生活でした。

そんな高校生活2年目の夏休み間近の大雨の日、駐輪所で友達とカッパを着ようとしていた時の事です。

ッザーーーッ!!とトタンを打つ雨音を聞いていたとき、時間がすぅっとスローになった感じがして立ちすくんでしまいました。

友達たちがなにやらしゃべっているけれど何も聞こえず、スローな感覚の中でもたもたとカッパを着ている友人を見ていると、

急に「しゃらくせぇ!」と言う思いがこみ上げ、「しゃらくせぇ!」と叫んでカッパをかごに叩きつけ、友達を置き去りにして自転車に飛び乗りました

駐輪所から校門までのわずかな距離でも十二分にずぶ濡れになりそのままスピードを上げて校門を飛び出しました。

その途中仲の良い先生から「何しとるっ!」とか「カッパ着ぃ!」とか「へそ出すなっ!」とか叫ばれましたが、「しゃらくせぇ!」と叫び返し猛スピードで走り去りました。

スピードに乗った体が受ける大粒の雨粒は、全身にデコピンを食らっているかの様な衝撃でしたが、今まで我慢してきた分にはまだまだ足りないと言う謎の感覚に後押しされ、体力的にも全盛期の僕は常にトップスピードのまま走り続けました。

やはり小学生の頃とはわけが違う、滝行よりも刺激的な雨との触れ合いを存分に楽しみました。

自然ってすごい。

途中のコンビニで止まっていると遠くの方から「N樹~~~!!」と叫びながら近寄ってくる友人たちの姿が。

慌てていたのか下だけカッパを着ている者もいれば上だけ着ている者もいて、そのあまりの潔くない姿に笑いと怒りがこみ上げ、「しゃらくせぇ!」と全てはぎ取ってやり、仲良くずぶ濡れになりながら帰宅しました。

週があけ、登校すると校門前で服装検査をしている先生に呼び止められました。

整髪剤でハリネズミみたいになっている頭髪については一切触れられず、首根っこ捕まれて自転車からそっと降ろされコブラツイストをキメられ、めりめりひねり上げられながら耳元で「げんきそうやなぁ!馬鹿は風邪引かん言うからなぁ!」と言われ、

不可抗力で見えているお腹をにやにやしている別の生活指導の先生に「へそ出すなぁ!」と長い竹の定規でピシピシ叩かれ、結局先生4人がかりで弄ばれ釈放されました。

ホームルームの時間にお腹をなでていると、クラス全員の前で先生に「風邪を引かない程度に、ほどほどに」と注意され、お母さんまで見てたのか(温和な女性教師でお母さんと呼ばれていた)と恥ずかしくなっていると、

良いタイミングでくしゃみが出て何故かチンピラみたいな友達にそのまま謎の胴上げをされ謎の拍手が起こるという謎の思い出が、梅雨になると蘇ってきます。

その後卒業までほどほどに雨を楽しみました。

今では香を薫いた部屋で温かい飲み物を飲みながらしっぽりぼ~っと眺めるのも乙なものだ、と思ったりしています。

内心うずうずしておりますが。

しかし今年の梅雨はしゃらくせぇ感じですね。

 

雨~S等氏の場合・恐怖の天候(海外編)~

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 みなさんこんにちわ。Sトーです。今月は雨の話です。

これは恐怖の雨の話です。

 

恐怖の天候(海外編)

その午後、遠くからどっどっどっどっ、ガンガンガンという音が聞こえてきた。

当時、私はペットの犬をテニスコートに放して遊ばれていた。いや遊んであげていた。

しかし、遠くから響く、低い音は徐々に迫っており、私は少し不安になった。

私のいた場所は、周囲の街や港まで見渡せる小高い丘の上にあった。遠くには行き交う船も見えた。

しかし、その時は周囲の景色は霧状の灰色の何かで隠れており、どうもその灰色の霧の中から低い音は聞こえてきていた。

更に目をこらすと、私と犬以外には周囲に誰もいない事に気づいた。

やがて全く視界を遮るような灰色のカーテンのようなものが徐々にこちらに迫ってきた。

それはみるみる近づいてきており、気がついたら前方100メートルくらいまで来ていた。

その正体は「雹」だった。

直径5センチから10センチくらいの「雹」が一斉に大量に空から降りそそぎ、それが灰白色のカーテンのようになっていた。

その時、この飼犬がテニスコートの鍵を内側から自分で開けて脱走した。

普段からこいつは私の言う事はまず聞かず、自分が気が済むまで外で遊ぶタイプだった。そして気が済んだらいそいそと餌を貰いにいつも小屋に戻ってきていた。

ということでこいつはまた気が済むまで外で遊ぶつもりだった。

つまり、100メートルまで雹の嵐が接近しており、それに見とれていた私の背後で、こっそり鍵を外して反対側に全速力で脱走する犬1ぴきという光景だ。

 

正直あいつの命は諦めようと一瞬思ったが、きっと幽霊になっても、毎晩遊んで〜といって私を睡眠不足にするだろう。

むしろその面倒より、雹が勝つか、私が勝つかの勝負を挑んだ方がまだましだったので、私は「ご飯が出来たよー」と呼ばれたときと同じ速度で、その犬を捕まえに、向かった。

ところで全力で逃げる犬を走って追う飼い主はバカである。

なぜなら、私はそれで犬を捕まえたことが1回もない。

私はいつもやつには心理戦を仕掛ける。

この時は、わざと後ろを向いて徐々に近づき、時々止まって、私はお前に全く興味がないという態度を見せ、やつが安心した途端に首根っこをつかむ作戦に出た。

しかし私はプレッシャーに弱い。

実際にどうやって捕まえたのか実は憶えていない。

結果的には近くのテニス小屋の軒下に犬と逃げ込み、その次には周囲は爆音と共に周囲の視界が全て灰白になったことくらいしか記憶にはない。

もし当たっていたらぼこぼこになっていたと思う。

なお、雹って結構美味しそうな形をしていたのは、本当に余談です。

 

 

 

 

 

 

 

 

雨~スタッフKの場合~

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子供の頃、雨に濡れるのが好きでした。

小学生の頃からどこかひねくれた子供でしたから、雨に濡れて「もの悲しくなる」のが好きだったのです。高校生あたりで「酸性雨」が話題になるまでは、何かと理由を付けてはついでに雨に濡れていました。

雨は五感を刺激するもので、雨が降った時ににわかに香り立つ街の匂い、肌を直接叩いてくる水滴、流れていく感触。

何となく街の音は聞こえなくなって、雨の音に支配されていく感覚。変わっていく街の風景。

雨の味って分かりますか?水だけどちょっとよそよそしい感じのする、雨特有の味があるんです。わざわざ飲んだわけではなくて、たまたま口に入ってしまっただけですが・・でも今思うと、あまりきれいなものではなかったんですねぇ。今では急な雨にあって濡れるのは嫌いになりましたが、大人になったということでしょうか。

前の記事で「雨見」があるだろうか、という話がありましたが、あると思います。

濡れる場所で空を見上げて、目に入る雨を気にしながら降ってくる雨粒を見るのも好きでしたが(急に小さくなった気がする)、濡れない場所で降り注ぐ雨を線として見るのも飽きない。

 

あと昔からいつまでも見てしまうのが、「車のワイパー」です。

あれは車種にもよりますが、両サイドから中央に動くタイプ、両方が左右に動くタイプ、色々ありますよね。


両サイドから中央に動くタイプのワイパーは、「えっ?○○さん?あ、違うか・・ってやっぱり○○さんじゃないの??」とワイパー自身が言っているように見えてきます。

左右に同じ動きをするワイパーは、「えっ呼んだ?・・いや誰もいないな・・えっやっぱり呼んだ?」という謎のセリフが頭の中でエンドレスに続きます。・・・誰か分かってくれないかなぁ~~。

マンガ.jpgどちらにしても、車の窓をつたう雨粒はいつまでも見ていられます。高速なら放射状に流れるし、止まっていたら細い筋が合流して大きな筋になって勢いを持って流れていきます。いつまででも大丈夫。

・・・まあそんな必要はないですけどね。それにしても誰か分かってくれないかなぁ~。

 

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今月のテーマは梅雨の季節にちなんで雨です。雨についてなら何を書いてもよく、ほぼフリーテーマだと思っています。

各人が雨にまつわる個人的な想いを綴ります。

 DSC05571_edited.jpg
写真がないので、最近気に入って中毒のように読んでいる本をご紹介します。普通のイタリア人の日常とイタリアの陰を書いたエッセイ。
内田洋子さんの本を最近続けて読んでいます。面白いです。

 

もし休みの日が雨降りで、外に出ないで家にいるとしたら、一日中自分の本棚の前にいたい。

つまらなかった本は処分して、気に入った本だけが詰った本棚の本を1冊ずつ取り出して、それぞれの本の好きなところだけを読み返したい。

そこからインスピレーションを得たことを手帳やノートに書いて、そしてまた本を読む。

私は休日どこかに出かけないと気が済まない性質だけど、梅雨の休日、外出を諦めてそんなことをして過ごす日があってもいいのかもしれません。

人並みに外で遊ぶ子供でしたが、実はボーッと雨の日家の中から窓の外を見ているのが好きな子供でした。

どんなに激しく雨が降っても、濡れることのない屋根の下にいるという、守られているような安心感を抱きながら飽きずに降る雨を見るのは、楽しい。それは大人でも同じなのかもしれません。月見があるのだから雨見というのもあるのだろうか?

子供の頃は、雨から守ってくれる屋根の下にいられることが当たり前のように思っていたけれど、それには努力と幸運が要るのだと思うようになったのは、自営業になっていつ失業してもおかしくない状況に置かれたからだと思います。

若い時の経験も、雨風しのげる屋根の下で仕事ができる今の状況が恵まれていると思える理由になっている。

店の軒先にワゴンを出していろんなモノを売る担当を6年ほどしたことがありました。

アーケードがあったときはまだ暑さ寒さに耐えればよかったけれど、アーケードが落ちた震災後は雨、雪とも戦わなければいけなかった。

その時のことは私の仕事の原体験のようになっていて、雨に濡れずに冷房、暖房の効いた屋内で仕事することができていることがどれだけ幸せなことかいまだに新鮮にかみしめることができる。

暑さ、寒さに耐えることだけでなく、その時の経験は今も自分の仕事の下地になっていて、決してただ辛いだけでなく、大変な勉強になった時間だった。

今自分はとても恵まれていて、雨が降っても自分は濡れずにお客様が傘をさして店まで来てくれる。

そんな恵まれた幸せなことはないと、ふと気を抜いた時に外の雨をボーツと見ることがあります。
(Y)

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