夏祭りの思い出~スタッフMの場合~

| コメント(0) | トラックバック(0)

今月のテーマが「夏祭りの思い出」と聞き、いくらでもありますよ!と浮れていたのですが、今まで夏祭りだと思っていたもののほとんどが秋祭りであったことを知り沈んでおります。

人生は浮き沈みの繰り返しですね。

夏祭りの思い出が淡く霞んでいるのには理由が有り、2ヶ月後に行われる秋祭りの方が圧倒的に力が入っている為です。

その差は歴然で、屋台の出店数が夏祭りは秋と比べて1/8程しか出店されておりませんし、活気もなく感じます。

とは言え、夏祭りにも積極的に参加してきました。

昔住んでいた二見はそこそこお祭りに力の入っている地域で、町で一番大きな神社を中心に毎年お祭りの季節になりますと町全体がお祭りムードになります。

幼い頃からそういった空気を肌で感じておりましたので、夏休みに入りますといつも頭のどこかにお祭りに対する期待があり、今では出来なくなった金銭管理で屋台で遣う為の資金繰りをしておりました。

そうして得た軍資金と友達と一緒に神社に向かうのですが、到着して5分ほどで期待を裏切られた感が募ってきます。

秋祭りだったら3・4はある焼き鳥屋もカステラ焼きも1店ずつしか出ておりませんし、物販系の出店も少ない。

神社の石段にすわり、やや拗ね気味に焼き鳥などを食べていました。

ところでお祭りと言えばなにかを祭る祭事だと思うのですが、この頃の僕にとって「お祭り=屋台」という認識でしたので何のお祭りだったのか現在も分かっておりません。

夏祭りらしく夜になったら盆踊りがあると言うわけでもなく、本当にただ神社の境内に屋台が出るだけの行事と言う印象です。

ただ秋祭りと比べて日が長いので友達と遊べる時間が長く、くたくたになった頃に日が暮れてくるので、屋台に灯りが入る頃には疲労とともに冷静さが戻ってきます。

今思えばこの時間が最も思い出に残っております。

親に強制的に連れて帰られそうになり泣き叫ぶ子供やお酒が入って陽気になった大人たちが騒ぐ中、石段に座りぼんやりしていると何だか自分だけが周りの誰からも認識されていないかの様な気分に陥ります。

金魚すくいの屋台の匂い、安いおもちゃの並ぶ屋台の臭い、冷やし飴の香り、イカ焼きの薫り、それらが風向きによって独立していたり混ざったりしながら鼻先をかすめ、夏の匂いとまざってしっとりと体にしみていくような感覚。

「あぁ、祭りが終わる」と悟って寂しい気分になるのですが、こうした心の動きが好きでした。

これは秋よりも夏祭り特有の感覚だったなぁ、と懐かしく思います。

祭りの後の侘しさ、そこに魅力を覚えるスタッフMでした。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://writinglab.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/300

コメントする

このブログ記事について

このページは、旅の扉 writing lab blog 管理人が2017年8月22日 03:04に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「夏祭りの思い出~スタッフKの場合~」です。

次のブログ記事は「夏祭りについて~S等氏の場合~」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。