日本編
たいてい子供の頃は、寝ていると夜中に遠くからどんどんヒャララ~ピ~ヒャララ~って感じの音が聞こえてくる。
そうすると昼間のノルマである「食べる、食う、食す、遊ぶ、遊戯に参加する、楽しむ」等の日課を終えた疲れた私は起き上がり、そのまま、音のする方向へ無意識に、時に通りすがりの台所にあった夕食の残りを食べながら、表通りに出て、音のする方へ向かう。
外は大抵夕方か夜である。
浴衣を着た多くの家族やカップル、暴走族に警察官、テキ屋、子供たち、燐の学校にいる敵対している奴ら、隣の家の犬(これは私が勝手に連れてきている)、などが一斉に夜中の公園に向かっている。
夜の公園には、神が、イカ、たこ焼き、焼きそば、チャーハン、コーラ、ラムネ、かき氷、何かの肉の串刺し(多分さっきすれ違った子供たちの肉であろう)、綿菓子、焼きリンゴに姿を変えて降臨している。
また、2サークル目のイカ焼きの際に奥にお好み焼きに変身している神がいる事に気づき、それも捕まえありがたく頂く。
全ての神を平らげた私は、何事もなかったかのように、又多くの人が残っている公園を後にし、ヨロヨロと家に帰る。
背後からは空一面に花は咲き、どんどんと大砲の音が聞こえる。
そして、寝る。
海外編
海外には何とも奇妙な習慣が存在する。それはサマーカーニバルと呼ばれる。
それは日本と違い、朝から開催される。
その日は朝からうるさい。寝ていると通りから美味しそうなにおいが窓から入ってくる。
そして私はうつらうつらに起きだし、私の体は表に向かう。
←この辺を私は朝食をもぐもぐしながらうろつく。
朝の通りの歩いていくとやがて港に着く。
そこでは、様々な人たちが、様々な商品を売ったりしている。
周囲は甘いお菓子のにおいが立ちこめて、そこでの私の行動は上の日本編で書かれている事と同じであった。
海外の神たち(お菓子)を十分平らげた私はさっきから多くの人が向かっている港に行く。
そこでは多くの船が一斉にレースをしている。
おそらく勝者は軍艦か潜水艦であろう。
なぜなら彼らには武器があり、民間の船にはそれがない。
そうやって多くの民間船はこの港の底深くに撃沈されていった。
渡航上の注意として日本の外務省も公表しているが、日本と違い海外では夕方から吸血鬼が出る。
←これは知り合いの吸血鬼の実家。私の知りあいはここで両親とおばあちゃんと一緒に住んでいる。普段は観光名所の教会
←ところで、それ故にみんな早く家に帰るが、帰れなくなった人には教会というシェ
ルターが準備されている。
しかしよく考えると、知り合いの吸血鬼も教会に住んでおり、果たして教会が避難所として機能するのは疑問である。
知り合いの吸血鬼にその辺を聞いてみたところ、そういう「てい」なのでって言われた。
おしまい(若干だけフィクションあり)。
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