よく行くお店〜スタッフMの場合〜

| コメント(0) | トラックバック(0)

休みになれば自然と足が向くお店があります。

そこは珈琲豆の販売店で、国宝・太山寺の風致地区内の自然豊かな環境の中に店を構える「太山寺珈琲焙煎室」。

IMG_7016.jpgお店の敷地に至る道

IMG_7018.jpg春は桜・秋は紅葉が楽しめる駐車スペース

IMG_7036.jpeg木漏れ日と自然の香りが満ちるウッドデッキは喫茶スペース

IMG_7030.jpg産地ごとにその特徴の説明と現物・香りを試す小瓶が用意されている

産地や焙煎の度合いなど数多くの珈琲豆を選ぶ事ができ、かつ1杯300円でどれでも飲む事ができます。

そうして気になった珈琲を飲んで識る事ができるので得るものも多く、珈琲が好きな私にとってはすっかり憩いの場となっています。

店主の横野氏は元々珈琲とは無縁の職に就いておられましたがその職もそもそもの希望するものでは無く本当は教師になる事を夢見ておられました。

しかし就職氷河期の真っ只中で教員の求められる数も少なかったため、セカンドオピニオン?として就職も考えおく必要があったそうです。その事を正直に教授に伝えたところやる気がないとみなされてしまい、教員となるために必要だった実習に参加すらさせてもらえなくなり夢は散りました。

その後ITバブルの波に乗りIT企業に就職されましたが、無味乾燥な成果主義に嫌気がさし退職。

かつてご両親が共働きだったため身についた自炊の能力を活かすべく調理学校に入学され、そこで将来のことを考えられたようです。

料理を提供して食べていくにはキャリアがかかりすぎる、お客様とコミュニケーションを取りつつこなせるお仕事がしたい、そこでバリスタの道を選ばれました。

ラテアートや珈琲を通してお客様と接すると、自然と会話は弾み短い時間でも適度な距離感を保ちつつ良い関係が築ける。

そんなお客様を大切に、どうすれば喜んでもらえるか、どうすれば心地よく過ごしてもらえるかを考え働かれているうち、横野氏ならではの哲学のようなものが生まれたようです。

美味しい珈琲を目指し努力していてもそこには限界があり、それ以上を目指すため焙煎士としての修行を並行して行われました。

IMG_7039.jpgカフェオレには温めたミルクを丁寧に漉して使用し甘味を立たせる

ゼロから全て自分で。

お客様からお金を頂いて提供する珈琲を責任を持って焙煎・抽出・提供するため独立。

こうして太山寺珈琲焙煎室は生まれました。

ここでは、ただ珈琲豆を販売するだけでなく、どなたでも日常的に美味しい珈琲を楽しむための器具の販売、さらに抽出セミナーや焙煎体験など、様々なイベントを積極的に開催されています。

それは珈琲がいかに日常に潤いを与えるものかを熟知され、楽しんでもらおうとする横野氏の姿勢の表れだと思っています。

周りの環境もさることながら、店主やお客様の周りには常に穏やかな空気が漂っています。

「珈琲は庶民の物」の考えのもと提供される珈琲はどれも芳しく、それぞれの個性を生かしたレベルの高い珈琲が気軽に楽しむ事ができるこのお店。

さして疲れてもいないだろう私がとても癒されたと感じるこの空間には、きっとどなたにとっても癒しとなる時間が流れているのでしょう。

鳥の鳴き声や川の音をBGMに柔らかい木漏れ日を浴びながら香り高い珈琲を楽しむひと時。

取材を快諾してくださった横野夫妻に感謝いたします。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://writinglab.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/340

コメントする

Powered by Movable Type 5.2.10

このブログ記事について

このページは、旅の扉 writing lab blog 管理人が2018年6月19日 00:38に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「よく行くお店~スタッフKの場合~」です。

次のブログ記事は「よく行くお店~S等氏の場合~」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。