2018年10月アーカイブ

今読みたい本~S等氏の場合~

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今読みたい本というか、きちんと理解しておきたい本があります。

それは「究極のサバイバルテクニック」ベア・グリルズ著です。

ケーブルテレビでは超有名人で男前のイギリス人であるベア・グリルズの書いた生き残りの方法です。

目からウロコ的事実が多く、例えば、怪我をしてしまったら、ハエを捕まえてそこにウジ虫を産ませるというのがあります。

そうするとウジが怪我をして腐った肉組織を食べて、綺麗にするそうです。

その後、怪我をした場所から血が出てきたら、腐った部分はもうないということだそうで、ウジを取り除くそうです。

これはお店に来るお客さんには、必須の本と言えるでしょう。

お客さんがこの店を生きて出れるかどうかは、この本の知識にかかっていると言っても過言ではないでしょう。

* 特に店内は時々、寒かったりするので、冬山で遭難する箇所の知識は必須だと思います。

 

「イリアム」と「オリュンポス」ダン・シモンズ著

少し前の時代のSF小説です。書いたのはダンシモンズ氏というSF界の巨匠です。

このダンシモンズ氏と早川書房の専属(?)翻訳者の酒井昭伸氏の組み合わせで、壮大な世界観が展開されます。

また酒井昭伸氏の翻訳で使われる日本語の単語は味があり、普段は使わないような単語が多く、読む際には辞書は必須です。

例えば、読み始めてすぐに

「渉猟」(たくさんの書物をあさり読むこと。)

「逆茂木」(敵の侵入を防ぐため,いばらなどのとげのある木の枝を並べて垣にしたもの。)

「疫癘」(流行病。えやみ。疫病。)

「綺羅」(美しい衣服)、「麾下」(ある人の指揮下にあること。)

「払暁」(夜明け)「剿滅」(すっかりほろぼしてしまうこと。)

「御辺」(目上の人に対して,敬意をもって用いる。)「驍将」(強く勇ましい大将)などなどの単語が出てきます。

いちいち辞書で調べつつ読むので、結構時間はかかりますが、きちんと調べることで深くその世界観が伝わります。

 

実は「イリアム」はもう読んでおりまして、相変わらずの壮観な世界観でした。

これはホメロスの書いたトロイア戦争に関する叙事詩「イーリアス」が、元になっています。またギリシャ神話も話の基になっています。Sトーはギリシャ神話は少しだけ知っておりますが、基本的にだらしない神々という記憶があります。

ダンシモンズのすごさはSFと神話と叙事詩を融合してしまうところにあります。

またさりげなくシェークスピア・ネタも入っていますが、私はシェークスピアをよく知りません。

ちなみにこの本は上下2巻で1巻が、約650ページあります。

そして「イリアム」は次の話「オリンポス」への導入部分でしかなく、さらにそこからオリンポスは3冊続きます。

この人の作品は長編が多く、代表作のシリーズでは、ハイペリオン(2冊構成)、ハイペリオンの没落(2冊構成)、エンディミオン(2冊構成)、エンディミオンの覚醒(2冊構成)と非常に長かったです。

しかし、この人の本を読むとどんな映画を見るより壮大はスケール感と、人間の欲望と残虐さ、弱さと強さなどがよく表現されていると思います。

 そしてこの人の一連のシリーズにいえるのは、いわゆるヒーローが不在であり、普段は日の当たらないような目立たない人や、どうしようもない人が、徐々に主人公となるというスタンスを取っています。

おそらくこの人の書いた普通の小説でも面白いと思います。

 

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今読みたい本~スタッフMの場合~

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今月のテーマは「今読みたい本」。

難しいテーマです。何しろ活字だけの本はお香の専門書ぐらいしか読んだ事がなく、それ以外はやれ芥川賞受賞だとか名書と名高いものだとか、そう言う権威づけられたものをちょぼちょぼ読んだくらいの体たらく。

あまり本を読む習慣がありません。

でもありがたい事に、私は私に必要な本をオススメしてもらえる事がしばしばあります

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言わずと知れた名書ではないでしょうか。

孔子の言葉や行動をその弟子たちがまとめたものだと聞きますが、その内容は現代においてもためになるものばかり。

2000年以上前にまとめられたものなのにすごいですね。

原文のまま読む能力は備わっておりませんので、「声に出して読みたい日本語」でおなじみの齋藤孝先生が訳されたものを読み込んでいきたいと思います。

なんと言うか、もうド正論のオンパレードに自分の生き方が恥ずかしくなりますね!

そりゃそうだ、そんなの常識だ、と言うようなことから道徳的なことまで出来ていない事ばかりが目につき血涙流しそうになります。

かつて出来ていた素直な物の考え方もいつの間にか出来なくなっている事に気がついたりと、もう心に対するジャブ・アッパーカット・ローキックからの左フックと効果は絶大です。

「人生の教科書」や「最古のビジネス書」などと呼ばれることもあるこの本、折に触れ何度でも読んで良い物だと感じました。

自分の行いは正しいのかと迷いが生じた時、何か決断せねばならない時などに心強い味方となってくれることと思います。

そしてもう一冊。

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美人でしょう?僕の嫁でs嘘です。

こちらはとある方からオススメして頂いたライトノベルです。

主人公の女性は元々軍人さんだったらしく戦争の中で両腕を失い、自在に動く義手をつけておられます(ムッチャかわいそう)

軍を退役したあとは代筆業を生業とし、その仕事を通じて人として成長していくと言うストーリーのようです。

現在大変人気のある本のようでどの書店に行っても売り切れており、昨日やっと家に届いた所です。

代筆、タイプライター、活版印刷など魅力的なキーワードの数々、そそられます。

ちなみに主人公の女性、お一人で一個分隊並みの戦闘力を誇るらしいですよ。美しい花には棘がある。

僕に彼女を、もといこの本をご紹介くださったK様に感謝いたします。

読書の秋ですね。

 

今読みたい本~スタッフKの場合~

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今月のテーマは「今読みたい本」。

9月がイベント目白押しで落ち着かなかったので、10月はちょっと落ち着きたい。そう思って図書館で借りた本があります。(期限がないと読まないタイプで・・)

それがニコルソン・ベイカーの「中二階」。

私には読書指南の師匠がいて、「Kさんやったらこれ好きじゃないかな」と教えて下さるのです。

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その中でものすごくハマったのが岸本佐知子さんでした。

翻訳者であり、エッセイストでもある彼女の、中二階は翻訳本なのです。この本の何に惹かれたかというと、まずもってその内容が

「サラリーマンの男性が昼休みに外に出て帰ってくる途中の、エスカレーターを昇っていくところからオフィスに着くまでの話」 というところ。

もちろん190ページ程のハードカバー本で、ページ部分だけで厚みが12mmあるちゃんとした装丁をしています。

なのに、内容は?というとそれだけ、なのです。

まだ途中ですが、ホントに進まない。例えば目に入った何気ないことすべてを文章にしている感じです。

カーペットが掃除されたときのV字かM字に筋が残って、光を同じ方向に反射している様子を説明してみたり、靴紐が一日開けて両方切れたときはいかに自分が両方の靴紐を平等に引っ張って来たのかを思い、ストローがプラスチック製になったことへのバックグラウンドの説明をしているのです。

 もちろんこれらは文中で語られることもあれば、ともすればキャプションであったりします。普通のキャプションはこんな感じ。

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アスタリスクがついて一言、というキャプションも多い中、これは3行ほど使っていますがこんなのは短い方。

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下手をするとこの位のキャプションがザラに出てきます。文章の中に1、とか2、とか番号を見つけると、後で読もうなんて思わずにしっかり読んでおく必要があるのです。

余りにも長いのでキャプションの世界にどっぷり漬かってしまい、元の文章に帰ってくると文脈を見失っていて少し前から読む、ということもあります。

でも、この誰もが頭の片隅で一瞬は考えているかもしれない些細すぎることを、ひとつひとつ取り上げて(まさにミクロ単位で)文章に落としていることがムズムズするほど面白いのです。

ツッコミどころ満載というか。

人に「ちょっとここ、これなんてもう~~」と言いたくなる。

これから、秋の夜長にモジモジしながら読もうと思っています。

 ちなみに表紙もすごく地味で、図書館の方が「こちらの本でよろしいですか?ご確認お願いします」と私に向けたのは裏表紙。

しばらく考えて、「え~~~と、反対向けて頂いても?」と言うと「?あっ!失礼しました!」と表紙を向けてくれました。確かに、どっちでもいいくらいの地味さ・・。(そんなことはないか)

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あとはついでに、これは何度も読み返している本ですが「月の本」があります。

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森光伸さんの写真と、月にちなんだ文学からの一文が掲載されています。

私は月好きですが、天体としての「月」より、地球から眺める「月の風情」が好きなので、手放せない1冊です。

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 ちらっとだけ。もうこれだけで世界に連れて行かれます。

今読みたい本

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今月のテーマは、「今読みたい本」です。各人が興味を持っていて、読破したいと思っている本について語ります。

 

私の日常生活と全く違うけれど、アウトドアな小説やエッセイが好きでよく読みます。

同じものを繰り返し読むことも結構あって、ヘミングウェイ、星野道夫、ブルース・チャトウィンなどがお気に入りです。

なかなか冒険に出られないけれど、それらの本を読んで自分もサバイバルな生活を送ってみたいと思う。

お気に入りの作家たちの個性はそれぞれかなり違うけれど、共通点は外の匂いがするということだと思っています。

いつも外の匂いを嗅いで、外の空気を感じて生活していたいと思うけれど、今夏は本当に暑くて、エアコンをつけて寝る日が多く、窓を開けて外の空気を感じながら寝ることが少なかったのは残念でした。

最近は毎晩、とても長い日数をかけてヘンリー・デビッド・ソローの「森の生活」を読んでいる。

前にも読もうとしたことがありましたが、あまりにも細かく、クドクドした記述に当時の私は退屈してしまった。

寝る前に本を読んでから寝ると安眠しやすいと、以前にお客様から聞いたことがあった。

当時の私はまだ若く、何か努力しなくても横になったらすぐに寝込むことができたけれど、ある程度の歳になって、眠りが浅くなることが多くなったと感じるし、寝付けるまで時間がかかるようになりました。

寝ようと思った時間よりも早めに布団に入って本を読み、眠くなったら寝るようにしたら、安眠できるようになりました。

 

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なるべく退屈で、読んでいて眠くなる本を選んで読んでいて、その中の一冊として「森の生活」を読み始めました。

以前、退屈で挫折したのに、開けた窓からする外の匂いを感じながら、ソローの暮らしを思いながら森の生活を読むことが楽しくなってきました。

それでも少し読んでは眠くなって、寝ているので、あまり進まないけれど、このささやかな読書時間がとても楽しみに思えるようになりました。

今月のテーマ、今読みたい本は私にとってヘンリー・デビッド・ソローの森の生活で、今読んでいるけれと、今読みたい本ということになります。(Y)

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